臨月、そして出産:重症仮死で生まれて

手芸が趣味の三姉妹の母Imoanです。今日は臨月から出産までの様子を書いていきます。

臨月になり、主人を苦しめていたモンスターイメージを覆してくれた主治医からの紹介で、今現在も長女が通院する大学病院へ転院しました。

産婦人科の先生と小児科の先生(現在も長女の主治医)に初めて会った日に、先生方からは「数ヵ月前にお腹の赤ちゃんのことを電話で聞いて、何とかこの子が助かる方法はないかとカンファレンスを繰り返してきました。」と告げられました。私はこの病院で出産することになるとも知らず過ごしていたのに、全くお会いしたことのない先生方がお腹の中の赤ちゃんのことを考えてくださってたなんて、ものすごくありがたく感じました。

そして、出産は赤ちゃんにとって一番負担が少ないという帝王切開を希望しました。あらゆる場合を想定して、産婦人科と小児科だけでなく心臓や肺、循環器、外科、様々な分野の先生方の都合の良い日を設定してもらい、38週での予定帝王切開が決まりました。病院までは当時住んでいた自宅から片道電車で90分ほどの遠い距離だったので、万が一の場合に備え、予定の一週間前からの入院でした。それまでは無理をしない程度に普通に過ごして良いとのことで、三ヶ月ぶりに絶対安静の指示が解かれたのでした!

久しぶりに主人と少し外出したり、お腹の大きさも羊水過多でパンパンだった頃よりも小さくなり、普通の臨月の大きさで体も軽くなったようでした。

ある日、主人と外を歩いていると小さい子とパパが手を繋いで歩いていました。それを見て主人がポツリ「ああいうのやってみたかったけど、無理なのかなぁ。」とつぶやきました。「わかんないよ。」と私もポツリ。

出産の予定が立ちましたが、「もしかしたらお腹の外では生きられないかもしれない。」医師からそう告げられていたので、本当は一日でも長くお腹の中にいさせたいと思っていました。しかし不思議なもので、お腹の中の赤ちゃんもそろそろ外に出たかったようです。帝王切開予定日の2日前に破水して、予定日の前夜にはおしるしがあり、予定日の朝には小さな陣痛らしきものが始まりました。この子がお腹の外に出たいのならば、ちょうど良かったと安心して手術室へ向かうことができました。

2006年4月18日、午前10:44に2492gの長女が生まれました。蚊の泣くようなかすかな声が聞こえて生きてる!とほっとしました。間もなく長女は色々な機械に繋がれ保育器に入ってどこかへ運ばれていきました。私はそれを遠くに見つめて「頑張ってね」とつぶやくことしかできませんでした。

長女の母子手帳には生まれた時の状態を記す欄に重症仮死と書かれています。そこからどうやって長女が助かったのか、また次のブログへ続きます。

今現在、お腹の中の赤ちゃんや生まれたばかりの赤ちゃんに病気が見つかって不安な方がいらっしゃるかもしれません。長女のような例もあるので、決して最後まで希望を失わないでください。応援しています。

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