大雪の日の登下校

このブログをご訪問くださりありがとうございます。手芸が趣味の三姉妹の母Imoanです。前のブログで書きました三女(年中)のインフルエンザは幸いなことに家族の誰にもうつらず、たった一日でケロッと回復しました。ワクチンを打っていたお陰でしょうか!?それでも5日間は幼稚園をお休みしないといけません。私も用事を全てキャンセルして一緒に自宅で過ごしています。

昨日はたまたま私にとっては自宅で過ごすにはちょうど良いお天気でした。東京で久しぶりに大雪が降りました。

数日前から雪が降るかもしれないと予報が出ていましたが、朝は空が暗いだけで雪は降っていませんでした。私の朝の心配事は長女(小5)を自転車の後ろに乗せて小学校へシャーっと連れて行けるかどうかなのですが、大丈夫そうでした!

長女は先天性の心疾患(両大血管右室起始症 DORV)と肺疾患(先天性嚢胞状腺腫様肺奇形 CCAM)があり、血中の酸素飽和度は安静時で健康な人の8割程度しかありません。周りの人が平地を歩いているところ、一人だけ高山の上を走ったり歩いたりしているようなものだと主治医には言われています。筋力が弱く、疲れやすく、歩くスピードはゆっくりです。

我が家は小学校まで一番遠いエリアにあり、片道1.2kmあります。4年生の春頃までは合唱団の朝練がある日だけ、帰宅後の疲労が激しいようだったので行きは体力温存も兼ねて送っていました。それ以外の日は長女が自力でゆっくり歩いて通学していましたが、5年生になると毎日の荷物の重いこと重いこと。ランドセルをリュックに替えても重たく、今では毎朝長女を送って行くのが私の日課になってしまいました。

昨日は次女(小1)を送り出す頃に少~し空から白いものが降り始めていました。傘は持たせましたが、足元はスニーカーで行かせてしまいました。長女(小5)も同じスタイルで自転車の後ろに乗せて出発すると、降っていた白いものは止んで余裕~♪だと思ってペダルをこいでいましたら、途中で雲行きが怪しくなってきました!小学校へ近づいた頃には小粒のあられがパラパラ降ってきて、なんだか嫌な予感がしてきました。

自宅へ戻った後、窓の外は少しずつ雪景色になっていきました。夕方に長女の国語教室の予定が休んだ日の振り替えでありましたが、お昼が過ぎた頃に休校の連絡が入りました。携帯にはメルマガ登録をしている横浜のハンバーグレストランから「本日は雪のため16時で閉店します。」というメールも届きました。サラリーマンの主人からも「もう帰る。」と連絡がありました。外は吹雪きです。

そんな中、次女がランドセルや上着、足元にたくさんの雪をつけて帰ってきました。退屈していた三女を誘って、二人は雪だるま作りに励みます。私は外を眺めながら、数年前の雪の日におまわりさんから電話がかかってきた時のことを思い出していました。雪が降る日の下校中に、長女が力尽きて交番へ駆け込ませてもらったことがありました。その頃は妹達もまだ小さくて、私もなかなか身軽に動くことが出来ず、長女に手を貸してあげたいのに出来ない・・・ということがよくありました。あの日、電話がかかってくる前に迎えに行ってあげれば良かった・・・雪が降る度に思い出します。

大きくなった妹達は今では勝手に雪だるまを作りながら留守番できるようになったので、今回は電話がかかってくる前に家を出ました。数年前に長女用に購入していたスノーブーツと替えの靴下を持って、私も長靴に撥水コートで完全防寒して迎えに行きました。

小学校へ向かいながら下校中の小学生にたくさん会いました。雪合戦をしながらはしゃぐ子ども達や足が滑りそうになっている子ども達、長女の同級生もみんな足早に自宅へ帰っていきました。通学路に小学生が誰もいなくなっても長女の姿は見えません。小学校で待ってるのかなぁ?と思っていると、いました、いました、校門から少しだけ進んだところにいました。

私を見つけると「寒い~。」と言いながら、眼鏡を曇らせてトボトボ小さな歩幅で歩いていました。スニーカーだった足元は濡れて寒そうでした。長女が数年前に駆け込んだ交番のすぐそばにある公民館の入り口まで頑張って、そこからはスノーブーツに履き替えてゆっくりゆっくり帰りました。数年前と足のサイズがほとんど変わってなくて良かったぁ(笑)

今朝は雪が止み、晴れました。しかし夕べ降り積もった雪が凍り、道路はとても自転車で行ける状況ではありませんでした。車なんてなおさら無理です。次女はいつも通りの時間にお友達と登校しましたが、長女は重たい荷物を私が持ったとしても歩くのにかなり時間がかかりそうでした。

そこで家の近くのバス停から1時間に2本しかないバスに乗って小学校の少し近くまで乗っていくことにしました。バス亭は普段から人がいっぱいです。今日は特に来るバス来るバスどれも激混みでした。時間も全く当てにならず、小学校には遅刻するかもしれませんと電話をしておきました。そしたらラッキーなことにその後すぐに乗りたいバスが来てくれて、しかも中はガラガラで座れました。なんでも春からなくなる路線だそうです。納得。お陰で小学校へも普通に間に合いました。

いつもの公園も雪景色でした。明日は道路の雪が溶けていますように。皆さんも雪の日は足元に充分お気をつけて、暖かくしてお出かけください。今日も読んでいただきありがとうございました。

関連記事

  • 2017年7月8日 新生児の手術:生まれた日に肺の腫瘍を切除 手芸が趣味の三姉妹の母Imoanです。今日は長女が生まれた日のことを振り返ってみます。 長女は予定帝王切開で2016年4月18日に生まれました。保育器に入って運ばれていくのを見送った後、私は産婦人科の医師達がお腹を縫ってくれる間、目をつぶって眠りました。その後、麻酔の影響 […]
  • 2018年2月17日 役に立たないって言われたら。 このブログへご訪問くださりありがとうございます。手芸が趣味の三姉妹の母Imoanです。昨日は長女(小5)と次女(小1)が通う小学校で「子どもフェスティバル」という文化祭のようなイベントがありました。 2年生から6年生の児童が学年毎にお楽しみコーナーを企画し、一年生はお客さ […]
  • 2019年3月25日 修了式が終わり、いよいよ卒業式! いつも応援をありがとうございます。手芸が趣味の三姉妹の母Imoanです。今夜は久しぶりの投稿になります。 長女(小6)は前のブログの通り、2月にカテーテル手術を受けました。昔縛っていた肺動脈を拡げるステント治療が万事うまくいって肺動脈は倍以上太くなったのですが、血中の […]
  • 2021年2月25日 ビデオ通話で元気を確認 このブログへご訪問くださりありがとうございます。手芸が趣味の三姉妹の母Imoanです。 長女Tちゃん(中2)がフォンタン手術という心臓の手術を受けて1週間になります。Tちゃんからのラインが術後2日目から途絶えていましたが、4日目の午後に突然着信がありました!姿を見るのは久 […]
  • 2018年8月16日 学校へ提出する証明書(診断書)を主治医に依頼 このブログへご訪問くださり、ありがとうございます。手芸が趣味の三姉妹の母Imoanです。今日は長女(小6)の心臓外来があります。いつもは2~3ヶ月に一度のペースで通院していますが、前回の外来の時期は痰が絡んだような咳が長く続いていて体調がスッキリしていなかったので、念のため1か […]
  • 2017年8月11日 普通級か特別支援級か迷ったら読んで欲しい長女の場合3:教え方の工夫と先生 手芸が趣味の三姉妹の母Imoanです。我が家の長女(小5)は心臓病と肺疾患による障害と発達の遅れがあります。小学校へは就学相談を経て地域の公立小学校の普通級へ入学しましたが、当初から毎日の宿題を一人では解けませんでした。今日は1~2年生の頃の学習の取り組み方について振り返ってい […]
  • 2017年7月17日 病児の体調の変化に気付くコツ 手芸が趣味の三姉妹の母Imoanです。長女は心臓病-両大血管右室起始症(DORV)と肺疾患-先天性嚢胞状腺腫様肺奇形(CCAM)の二つの病気を併せ持って生まれきました。昨日のブログでは、長女の歌声が元気かどうかのバロメーターになっていると書きましたが、今日は娘の体調を判断する時 […]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください