新年明けまして、カテーテル入院

新年明けましておめでとうございます。前のブログからあっという間に一年が過ぎてしまい、大変ご無沙汰しておりました。手芸が趣味の三姉妹の母Imoanです。

世の中はコロナウイルスによって1年前とは全く違う状況にありますが、皆さまお元気でいらっしゃいましたか?わが家は幸いみんな元気にしています。

心臓病と肺疾患のある長女Tちゃんは、春のカテーテル検査が秋に延期され、その後MRI検査を経て、年末に今後の治療方針が決まりました。赤ちゃんの時からずーっと長年、検査を受ける度に難しいと言われ続けてきたフォンタン手術のGOサインが出たのです。その手術を受けられれば楽になれるだろうになぁ。。。とずっと思っていた手術ですから、夫も私も先生の話に興奮したのですが、当の本人は「お断りよ!」なんて言って手術を嫌がります。それでも受けた方が良い話だということも、受けなければ体が辛くなる一方だということも本人よくわかっているので、涙は出るけど「仕方ない。」と言って、手術を受けることを受け入れました。

ただし、そのフォンタン手術を受ける前にクリアしておかないといけないのが、側副血行路と冠動脈瘻の梗塞です。

側副血行路とは、低酸素血症(チアノーゼ)をなんとか改善させようと増えてきた血管のネットワークだそうです。Tちゃんの場合、低酸素状態が長年続いていますから、そういう血管がかなりあるらしいです。

さらにTちゃんには冠動脈瘻という聞き慣れない血管もあります。先天性のものだと考えられますが、通常は心臓の筋肉へ栄養を流すための血管(冠動脈)ですが、Tちゃんには然るべきところへ流さないで、電流で言えばショートしているような血管が含まれているのだそうです。そんなもんがあるなんて知らなかった〜!!という事実なんですが、もしかしたら今までにも主治医が話してくれたことがあったかもしれませんが、私達、全く気に留めていませんでした。何でもない人にこんな血管があることがわかれば、放置しておくと冠動脈瘤ができる可能性もあるので何らかの手術が必要だそうです。

Tちゃんが今後フォンタン手術を受けた場合、この側副血行路と冠動脈瘻があると、期待できる血液循環を作ることが出来ず、心臓や肺へ負担がかかることが予測されます。そのため、手術の前にこれらの血管をカテーテルでコイルを詰めて梗塞してもらう必要があります。Tちゃんには沢山あり過ぎて全て梗塞するのは難しいそうですが、先生達が2回に分けて出来る限り梗塞してくださるそうです。

というわけで、昨日から入院をして今はもう夜に近い夕方なのですが、只今カテーテル手術を受けている真っ最中です。先生方は朝から他の患者さん達のカテーテルを終えて、午後の3時からTちゃんに取り掛かってくださっています。予定は4〜5時間。コロナ禍で大学病院も様変わりし、大変な大変な状況の中、先生方に感謝です。

そしてTちゃん、頑張れ!
新年早々このような内容でドキドキさせてしまいすみません。誠に勝手なのですが、応援していただけましたらありがたいです。

今年も皆様にとって素晴らしい一年になりますように。