三者面談;最近のこと勉強のこと進路のこと

このブログへご訪問くださりありがとうございます。手芸が趣味の三姉妹の母Imoanです。朝夕ずいぶん寒くなってきましたが、皆さん元気にお過ごしでしょうか。長女(中1)は時々少し風邪をひきますが、喘息の発作も出さずになんとか元気に過ごしています。

昨日は中学校の三者面談でした。娘が在籍する肢体不自由の特別支援級には担任の先生が二人いらっしゃるので、正確に言うと四者面談でした。まず1~2年生の担任の先生から今学期の娘の様子を伺いました。学芸発表会では和太鼓演奏が練習から大変で、無理させているかなと心配もされていたようですが、無事に本番を迎えて参加することができて本当に良かったと言われました。早退や欠席の回数も減ったが、養護の先生の協力も得て3~4時間目にかけて保健室で休ませてもらうことが多く、給食から午後にかけてはまた元気に教室へ戻って活動するというのが定番になってきているそうです。そのため理科と社会など3~4時間目に設定されている授業にあまり参加できていないことが告げられました。数学では小学校で習得できなかった単元に繰り返し取り組むことで解けるようになり、テストも頑張ったと言ってもらいました。(94点でした!家族みんなに見せて自慢していました。)

次に、私から勉強のことで気になっていたことを先生にお話しました。先生からもお話があったように、娘は決まった時間に保健室へ行くことが多く、先月あった期末テストの前にテスト勉強をさせようと教科書やプリントを振り返ってみても出席していない教科はやっぱり全くチンプンカンプンでした。保健室へ頻繁に行くっていうことが・・・実は随分前にもあったなぁ・・・と思い出したことを先生方にお話してみました。娘には既に先月話をしました。

小学校に入ったばかりの頃、担任の先生に毎日「しんどいです。」と言って保健室へ行かせてもらっていたことがありました。担任の先生も私もあんまり続くので「この子もしかしたら授業が難しくて保健室へ逃げているのかもしれない。。。」と思い始めたのです。小学校では4月の終わりに毎年全校遠足があり、私は付き添いで参加していましたので、そこで「このまま保健室に入り浸りにして良いものかどうか」担任の先生と当時の副校長先生に相談することができました。

副校長先生の考えは、「例えば授業中に何もしたくないと反抗しているような中高生だとしても、教室にいる生徒と学校を休んでその場に全くいない生徒とでは全然違うんですよ。ただいるだけでも聞いていないようで何かは耳に入ってくるし、教室の空気も感じることができるが、そこにいなければ全く何も得られないから、授業内容がTちゃんにとって難しいとしても出来る限り教室にいた方が良いと思いますねぇ。」ということでした。

そこで、当時はまず娘の体調について毎日頻繁に保健室へ行かないといけないほど悪くはないという確認をし、ただし娘が疲れやすいという特徴があるのも事実であるし、先生も体調不良を訴えられると対応しないわけにはいかないということで、「まずは机に頭を伏せるなどしてその場で休んで良い。」ということにしてくださいました。保健室へ行くのはその場で休んでも具合が良くならなかった時にしましょうとなったのです。それから間もなく娘が保健室へ行くことは激減し、クラスにも馴染んでいったのでした。

その時と今が重なって見えるので、中学校でももし可能であれば、自分の席でただボーっと休ませてもらうわけにはいかないかどうか聞いてみました。小学1年生の時と違って、今は酸素をつけていても血中の酸素飽和度は低い時だと健康な人の6~7割しかないので疲労度も高く、本当に頭がボーっとして、挙手をして答えたり、問題を解いたり、集中して先生の話を聞くことができないことがあるのだと思うのですが、座っていられるならば、教室の席で休ませてもらえたらとお願いしてみました。私の話を聞きながら、なぜか娘はツーっと一すじ涙を流しましたが、帰り道に本人に確認すると「私も教室を離れたくないと思ってたから良かった。」と言ってくれてホッとしました。先生方は本人さえ良ければぜひそうしてみましょうと理解してくださいました。早速、今日は保健室に行かないで頑張れたそうです。

それからもう一つ、小学校時代は教科書やノートを全部持ち帰るのにランドセルが重たくて大変でしたが、今の肢体不自由の特別支援級では一人ずつ学校の棚にスペースをもらっていて、そこに教科書やノート、プリント類を全て置いて帰れます。宿題も希望すれば出してもらえるようなのですが、娘は希望しないようで、毎日宿題も何もなく帰宅します。その調子でテスト前日でも教科書やノートを置いて帰り、大慌てで教科書を取りに学校へ連れて行ったこともありました。せっかく小学生の時は苦労しながらも毎日宿題に取り組んでいたのに~!!ちょっと勉強しないにも程があるなぁと、せめてその日に勉強した教科のプリントファイルだけは持ち帰って復習をするように娘に言っていることを先生方に伝えました。

娘の場合は脳に脳梗塞の痕があり、それが記憶を司る部分や視覚に関する部分で学習の習得にも時間がかかります。今までに3回受けた発達検査の結果はどれもボーダーラインと言われるような値でした。それでもやっぱり勉強って必要だと思うのです。勉強したことが全て頭に入らなかったとしても、勉強したことの中にもしかしたら娘の興味のあることが出てくるかもしれないし、やってみたら意外と得意だったということもあるかもしれません。小学校時代には苦手だった算数も、今は学び直して解けるようになると「数学が好き。」とまで言えるようになりました。せっかくマイペースに勉強に取り組める環境に辿り着いたのだから、そろそろまたチャレンジして欲しいなと思います。先生方もその考えには大賛成してくださり、娘がその気になって勉強すればきっと伸びると思っていると励ましてくれました。特別支援級では数学や国語などは個人のレベルに合わせて取り組ませてもらえます。伸びるも伸びないも本人次第なので、ぜひ主体的に取り組んで欲しいところです。

最後は進路について、前の日に本人の希望を聞いてみると「今みたいに送迎バスで通える学校に進みたい。」ということでした。実は先月、通信制でも週に数日のペースで通学できる学校の文化祭へ、心臓病のお友達に誘ってもらって行ってきました。楽しそうと思ったけれど、電車で通学するのは難しい。。。と実感したようでした。まだ進学先の希望はその程度で具体的になっていないので、また追々調べながら先生方にも相談しながら考えていこうと思います。

もう2学期も残りわずかです。春になれば二年生。早いです~!!血中の酸素飽和度は相変わらず低いので、体が小学校の時よりも元気な状態になったとは言えないのですが、心は確実に元気になってきています。これからも希望を持って前に進んでいってもらいたいです。今日も読んでいただきありがとうございました。