体も心も上向きに。クラスのみんなへお手紙。

いつも応援をありがとうございます!手芸が趣味の三姉妹の母Imoanです。長女(小6)が肺炎で入院しています。前のブログで書きました通り、3日目まではなかなか良くならないと、絶望的な雰囲気が長女の周りに漂っていました。同部屋の患者さんがいないので、一人ぼっちで沈んでいました。それが4日目の昨日から!ようやく光が射してきました!!

まず抗生剤が変わりました。レントゲン検査をすると左肺に写っていた肺炎の影が今度は右肺に写っていて、先生の説明では痰が移動したと考えられるそうです。引き続き排痰を促進していくということでした。サチュレーション(血中の酸素飽和度)は前日と変わりませんでしたが、新しい抗生剤が効いているのか顔色は前日よりも明るくなっていました。

面会に行った時間はちょうど吸引をする所でした。細いチューブを鼻から入れてズボボボとされるのは誰でも嫌だと思いますが、長女もこれが一番苦手です。吸引をしてもらうまでに深呼吸をしたり「ちょっと待って待って!!」とその繰り返しでえらい時間がかかりました。

涙が出るほど辛そうでした。お昼ご飯は病院食を食べず、持ち込んだメ〇バランスという栄養ドリンクと、たまたま私が自分用に購入していた生春巻きサラダを少し食べました。

昼食の後、次の治療が始まる前に私も長女の隣りに横になりました。長女はスマホでネットサーフィンをしながらウトウトする私にあーだこーだと色々おしゃべりしてくれました。途中でアハハハハと二人で笑い合い、やっと親子で笑顔を取り戻しました。

午後は排痰を促進するために使う機械も変わりました。最初はIPVという機械でマスクを鼻と口に当ててボッボッボッボッと強力な圧をかけながら霧が出てくる吸入をしていましたが、効果どころか逆に息が苦しそうになり毎回顔をしかめていました。昨日はそれを止めて一旦普通のネプライザーの吸入になり、今度は更にRTXという機械で上体に風圧で振動をかける方法が取られました。

ベッドに仰向けになった状態でカメの甲羅のような機械を胸からお腹にかけて装着し、スイッチオンされるとグーングングングングン・・・とベッドが飛んでいくんじゃないかと思うくらい飛行機の離陸時みたいな強烈な音が始まり、お腹がポンポンポンポンッポンッポンッポポポポポ・・・色々なリズムの風圧で押されます。激しいコースと穏やかコースを1セットとして約1時間を一日2~3回やってみるそうです。

ちょうどこの治療を受けている時に喘息の先生が病室へ来てくれました。入院すると大体いつも外来ではお会いすることのない先生が担当になりますが、いつもの信頼している先生が来てくれるとホッとします。長女は先生に「どう?しんどくない?大丈夫?」と聞かれて「なんかぁ、音がうるさいです。」と苦笑いしていましたが、先生に「遊園地のアトラクションだと思って、頑張ってね!」と笑いながら言われると、苦笑いしながらうなずきました。

このRTXという機械の効果はあるようでした。サチュレーションが上がるほどまでにはいきませんが、痰が絡まっているような咳は明らかに減りました。担当医の話では、この様子だとあと数日で退院できそうです!やったぁ!

昨夜はパパが飲み会で夜の面会に行けないとのことだったので、夕飯の時間にもう一度行ってみました。次女(小2)と三女(年長)が「そうしてあげて良いよ!」と言ってくれたので、二人の夕飯を用意して、長女には好物の焼きズッキーニのポン酢あえを作って持って行きました。

夕飯を相変わらず食べないので、持参したズッキーニを食べさせても良いか許可をもらいました。ズッキーニ一本分をペロリと食べたので、明日から正式に食事の持ち込みOKになりました。そう言えば昔々の入院でも食べないからのりを持参したり、飲まないからカルピスを持参したり、色々してたなぁと思い出しました。食に関して難しい子でした。

夕飯の後、長女がクラスのみんなに書いた手紙を取り出しました。お手紙と自分も含めたクラスみんなの姿をイラストに少しずつ描いていたそうです。見せてもらうと、「よく描けているけど、、、人数が足りなくない!?いない人だ~れだ!?」と大慌てで一緒に思い出しながら描き足しました。最後はママ友達にもラインで人数の確認を協力してもらい、そしたらお名前リストまで送ってもらい、何とか渡せる形になりました。

“早くまたみんなと勉強したり遊んだりしたいです。待っててね。”

お休みすると毎回その日にあった時間割と宿題をクラスの誰かが記録してくれたお便りが届きます。実は昨日、そのお便りによると4時間目に”お楽しみ会”があったようで、その文字を見た瞬間に長女は涙をポロポロこぼして悔し泣きをしていました。「私が入院してるのにお楽しみ会をするなんて、ヒドイ!私だってお楽しみ会に行きたかった~!!わ~ん。」と泣きました。

みんなに私もいるんだよって思い出してもらいたい。手紙からはそんな気持ちが伝わってきます。みんなにも長女の気持ちが届きますように。

帰り際に「明日ものすごく良い感じだったら退院かもね~!」なんて話すと、長女も「明日、迎えに来てね!帰るから!イヒヒ。」なんて冗談半分に笑いながらバイバイしました。

昨日は泣いたり笑ったり、久しぶりに活気のある一日でした。退院まできっともうあと少しです。西郷どん風に、チェスト!きばれー!

今日も読んでいただきありがとうございました。