心臓の主治医の先生

このブログへご訪問くださりありがとうございます。手芸が趣味の三姉妹の母Imoanです。今日は前のブログの続きになります。

我が家の長女(小5)は先天性心疾患(両大血管右室起始症 DORV)と肺疾患(先天性嚢胞状腺腫様肺奇形 CCAM)を持って生まれてきました。病院は定期的に家から比較的近いS大学病院の喘息外来と、隣りの県にある同じ大学のY病院の心臓外来に通院しています。先日は同じ日の午前と午後でそれぞれ受診してきました。

午前中に受診したS大学病院の喘息の先生から思いがけないニュースを知らされました。今までY病院にいらっしゃった小児循環器の先生方が長女の主治医の先生を除いてみんなS大学病院に移動されたと言うのです。

午後、今後のことが気になりながら心臓の主治医の先生の外来へ一家で行ってきました。まずはいつもの血液検査と心電図の検査を受けて、その結果が出てから診察室で超音波検査を受けました。検査の結果は特に問題なく、調子が良さそうだということで安心しました。

喘息の先生から聞いてきたY病院の小児循環器機能が移転されたというお話も主治医の先生からありました。今後は手術などの予定のない患者さんは今まで通りY病院で受診できるということですが、手術が必要な患者さんにはS大学病院かよその病院を紹介しているんだそうです。

長女の場合は今後もカテーテル検査や手術がいずれ必要になることが予測されますが、今現在は落ち着いていてカテーテルも手術も予定はありません。どちらを受診しても問題ないとのことなので、今後も命の恩人である主治医の先生に診てもらうことで主人とも意見が一致しました。次回は春休みに受診予定です。

いつも気さくで話しやすく明るくて優しい先生ですが、この日は小児循環器の移転のお話をされる時に少し元気がないように感じました。病院からは夏頃までに移転できればということで相談があったそうですが、時期が早まって新年からになったんだそうで、先生には思う所が色々とあって「行かない。」と決めたそうです。

長女が生まれる前、初めて先生に出会った日、この子が何とか助かる方法はないものかとカンファレンスを続けてきたと話してくれました。先生がいなかったら長女は助かっていなかったと思います。生まれた日の夕方から手術が始まり約5時間後の夜10時をまわった頃、先生が帽子を被ったままの姿で「終わりました!」と回復室(私は帝王切開後でした。)へ急いで報告しにきてくれた姿は今でも目に焼きついています。その後あの手この手で長女の調子を上向きにステップアップさせてきてくださいました。

きっとうちの子だけでなく沢山のお子さんの命を救って来られたでしょうし、これからも沢山の命を救うことができる先生なので、今回のことで先生のご活躍の場が減ってしまうとしたら…とても辛いです。そして今回のことで泣く泣く先生とお別れした患者さんもいらっしゃるのかなぁ…と想像すると、それもまた辛いです。でも先生を必要としている患者さんはS大学病院にもいるので、いずれ来てくださると嬉しいです。

複雑な気持ちで過ごしながら、昨日は家の近所の診療所へ子供達のインフルエンザワクチンを打ってもらいに行ってきました。偶然そこの先生もS大学病院出身でかつては勤務もされていて、長女のことはいつも気にかけてくださっています。先生はさすが情報が早く、今回の小児循環器の移転の件をご存知でした。

診療所の先生は我が家がしばらく現状維持でいくことを「それは良かった!」と賛成してくれました。移転してすぐは現場が混乱しているので、急いで受診先を変える必要はないでしょう、とのことでした。それを聞いて安心しました。長女は頼れる先生があっちこっちにいてくださり本当にラッキーです。

今年も先生方に支えられながら元気に過ごせると良いなぁと思います。明日からは小学校もいよいよ新学期スタートです!長女も次女(小2)も冬休みの宿題がまだ終わってませ~ん!!冬休みの間、遊んで歌ってばかりいた三姉妹です。。。

今日も読んでいただきありがとうございました。