中学進学へ向けての就学相談;発達検査と面談

このブログへご訪問くださりありがとうございます。手芸が趣味の三姉妹の母Imoanです。先日、長女(小6)の中学校へ向けての就学相談へ行ってきました。朝9時から2時間ほどの予定と聞いて教育相談室という区の施設へ行ってきました。

この教育相談室へは1、2年生の時にも来たことがあります。学習面での遅れについて相談してみてはどうかと1年生の時の担任の先生に勧められて行ったのがきっかけでした。2年生の時には発達検査(田中ビネー検査)も受けました。当時担当してくださっていた臨床心理士の方がとても優しい雰囲気の女性で、お名前がとても難しいのですが、長女はその方のお名前を今でも覚えています。3年生以降は行く機会がなくなり、またその方も産休の後に移動をされて、今はいらっしゃいません。それでも長女は「だいぶ前にH先生がいた所だね。」と、久々の教育相談室に少し楽しみな様子でした。

少し早めに着いてベンチへ座って待っていると、間もなく臨床心理士の相談員お二人に優しく声をかけてもらいました。長女はこの日も酸素ボンベをつけていましたが、私が学校のようにそばにいないといけない理由は全くないので、長女は面談と発達検査を、私は面談を、それぞれ別の部屋に別れて受けました。

長女がどのような発達検査を受けたのかは不明ですが、既に受けた同級生のお母さんのお話ではWISCという田中ビネー検査よりも高度なテストのようです。長女に聞くと難しかったそうです。検査の結果については就学相談の結果がまとまった時に教えてもらえるそうです。

私が受けた面談は、まず希望する学校の確認から始まりました。わが家が希望しているのは、家から1.4km先にある中学校の肢体不自由の特別支援学級です。本当はうちから徒歩5分の場所に学区の中学校がありますが、そこには普通級と知的障害の特別支援学級しかありません。どちらも見学しに行った結果、エレベーターもあって学校の玄関からバリアフリーですぐの場所に教室がある肢体不自由の特別支援学級に魅力を感じました。授業が一人一人に合わせたスタイルだったのも良いなと思いました。少し遠いですがバスに乗って5つ先の停留所で降りれば徒歩1分なので、距離としては許せる範囲かなと思っています。

そして次は長女について、既に記入して提出していた資料に沿って質問を受けました。長女は小さい頃から全体的に発達の遅れがありますが、医学的には発達障害とか学習障害には該当しないそうで、療育の場所はありませんでした。先天性の心臓病(両大血管右室起始症 DORV)と肺疾患(先天性嚢胞状腺腫様肺奇形 CCAM)を併せ持って生まれてきて、3歳までは治療や手術、体調不良で入退院を繰り返していました。また現在も血中の酸素飽和度が安静時で健康な人の7~8割程度しかなく、体力不足や経験不足の影響も大きいと言われています。ちなみに酸素は先月からボンベを携帯して通学しています。

幼稚園は教会付属の小さな幼稚園へ3年保育で通いました。小学校は入学前に就学相談を受け、その判定に従って学区の普通級へ入り、転学することなく今に至ります。勉強は苦手ですが勉強が嫌いなわけではありません。真面目に取り組む姿勢はいつも褒められます。ただ結果に繋がりません。赤ちゃん時代に脳に脳梗塞や酸素不足でダメージを受けた痕があることが数年前に判明しました。その影響で記憶や視覚による認知が苦手です。幼稚園時と小2の時に受けた発達検査では、グレーゾーンや境界域といわれる範囲の値でした。

長女によると、学校では勉強が難しいと感じているようですが、体力や運動能力が周りのみんなについていけないことにも大変さを感じているようです。知的障害と肢体不自由の特別支援学級と、普通級と、中学校の二校三種類の学級を見学しに行った結果、肢体不自由の特別支援学級が長女には合ってるんじゃないかなと思いました。

何となく面談を受けながら肢体不自由の特別支援学級と普通級を行き来できるスタイルが良いなと勝手に思っていますが、秋にはその希望している中学校を会場にした見学会があるので、その時に直接先生に色々質問をしてみるように言われました。そもそも酸素をつけている生徒も受け入れてもらえるかどうかなど、色々と聞きたいです。

それから相談員の方とも心配になったのは、長女が肢体不自由に該当するかどうかということでした。本来は病弱に該当するようです。しかしそうなると病弱の特別支援学級があるのは私たちが住む地域では特別支援学校にしかなく、しかもその学校では療養を兼ねて自立を促すために寮生活なんだそうです。確かに遠い学校へ通うのは体力的には厳しいものがあるのかもしれません。ただうちの長女の場合はお医者さんでも管理が難しい時があるので、寮生活は不安です。ほかに入院している患者さんが病院から通える分校も病院内にあるそうですが、うちはその病院に入院したことがありません。

また、発達検査の結果によっては知的障害に該当するかもしれませんが、知的障害の特別支援学級であれば、うちから徒歩5分以内の学区の中学校にあります。しかし授業は宿泊学習や野球大会などイベントに向かって3学年で何ヵ月も練習を重ねることが多いそうで、体力的にもあまり向かないでしょうと相談員の方がおっしゃっていました。学校の評判は良くて、ご近所さんをはじめ同じ小学校から進学するお子さん達も多いので、本当はそういう環境が魅力的ではあるのですが、今の小学校と同じようにエレベーターのない3階校舎でまた3年間を・・・と思うと、実際は大変だろうと思います。

相談員の方からも尋ねられましたが、肢体不自由の特別支援級を希望しているのは、長女と私であって、もしかしたら主人の希望は学区の中学校の普通級かもしれません。就学相談を受けることは相談して決めましたが、長女と私の希望は特に伝えていません。すんなり受け入れてくれないような気がするからです。就学相談の結果もふまえて話せば、頭の堅い主人でもわかってくれるかもしれません。

長女ももしかしたら希望する中学校の特別支援学級の見学会に参加して気持ちが変わる場合もあるかもしれません。判定によっては特別支援学校も視野に入れて考える必要も出てくるかもしれません。長女の希望を第一に、時間をかけて決めていきたいと思っています。今日も読んでいただき、ありがとうございました。