付き添いなしの宿泊学習へ期待とやる気

手芸が趣味の三姉妹の母Imoanです。長女(小5)は明日から宿泊学習で群馬県へ行く予定です。長女は先天性の心臓病(両大血管右室起始症DORV)と肺疾患(先天性嚢胞状腺腫様肺奇形CCAM)があり、つい最近まで行けないかもしれないなぁと本人も家族も思っていました。それが少し前のブログに書きました通り、付き添いなしでみんなと一緒に参加できることが決まりました。

それから1か月弱、娘の気持ちは宿泊学習へ向けて楽しみでいっぱいになってきているようです。クラスではほとんど毎日、宿泊学習に関する活動があったようで、役割分担を決めたり、係ごとに準備をしたり、道徳の授業でも「なぜ仕事は分担されているのか」について話し合ったそうです。長女の話を聞いていると積極的に参加しているようで、行けると決まる前に「行けなくても良いや。疲れるし、仕方ないね。」と散々言っていたのは長女の本心ではなかったんだと知りました。本当はとても行きたかったんですね。

長女が宿泊学習を意識し始めたのは昨年の今頃でした。一つ上の先輩達が宿泊学習から帰ってきて、その様子を収めた写真が玄関ホールに貼り出されていました。その頃は「私も行くのかなぁ・・・。自信ないなぁ・・・。」とよく口にしていました。担任の先生とも話していたのか、当時の担任の先生は2学期の面談の際に宿泊学習のしおりの日程表のコピーをくださり「早くから準備していれば誰が担任になっても付き添いなしで行けるんじゃないかと私は思っています。」と言ってくださり、私もそうなれば良いなぁと少し期待して過ごしていました。

現在の担任の先生も夏休み前の面談で「クラスのみんなは仲間だと思っているから、迷惑をかけるとかそういうことはないです。みんな一緒に行きたいと思っています。」と言ってくださいました。隣のクラスの学年主任の先生(2~3年時の担任)や校長先生や他の先生方の理解もあって、本当に行けるようになったことが私も嬉しいです。同行する先生を一人増やして対応してもらえるなんて、本当に有難いです。

長女も先生方にきっと感謝しています。先日は夜遅くに一生懸命に宿泊学習のことを作文に書いている日がありました。娘に聞くと、先生が作文を書いてくれる人を募集していたから手を挙げてみたのだと言うのです。手を挙げた人はほかにもう一人いたそうです。長女は作文が得意なわけではありませんが、宿泊学習への期待から、チャレンジしてみたくなったんだそうです。先生からもらった原稿用紙3枚に、もくもくと宿泊学習へ行ってみんなで楽しもう、というようなことを書いていました。翌朝先生に渡さないといけないからと、遅くまで頑張って書いていました。

しかし翌日、家に帰って来ると落ち込んでしばらく玄関に突っ伏していました。作文を学年主任の先生(2~3年時では担任でした。)が読んで、長女が書いた作文が不採用になったんだそうです。「私はやっぱりダメだぁ。あああ~。最初から手なんて挙げなきゃ良かった。。。」と言うのですが、私には何となく不採用の理由がわかりました。実は長女、作文の趣旨が何かを確認しないまま原稿用紙だけを持って帰り、適当に書いていました。「もしかしたら先生は宿泊施設の方に向けて作文を書いてもらいたかったんじゃないかな?5年生のみんなに向けて書いてるから不採用だったんじゃなぁい?」と言うと、「あ~、そうかもね~!」と納得して起き上がりました。

そしてその数日後、また何やら原稿用紙に書いています。聞くと、今度はレクリェーション係になってキャンプファイヤーのはじまりの挨拶をするための原稿を書かなくてはいけないと言うのです。また手を挙げたんだそうです(笑)なんて積極的なの~!?よっぽどみんなの前で何か話してみたいのね。。。今度は趣旨がちゃんとわかって、短めで良いと思うよという私のアドバイスも素直に聞いて挨拶文を書いて持って行きました。担任の先生からもOKをもらって準備OKです。

普段の合唱団の朝練もある中、そのレクリェーション係は発表するものの練習のために朝練もしていました。PTA活動の際に聞いた副校長先生の話では、みんな初めて行くから不安なんでしょうけど、その不安を打ち消すために一生懸命に準備してるという感じなんだそうです。長女もそういうことなのかもしれません。何が何でも行かせたいとは思っていなかった宿泊学習ですが、長女がこんなにも楽しみに期待して準備をしている様子を見ると、応援してあげたくなりました。実は先週から少し咳が出るのが気になりますが、無事に明日みんなと一緒に出発できるよう、今夜は暖かくしてさっさと寝かせようと思います。

正直なところ、私の方がなんだかソワソワ落ち着かなくて、今朝は三女のお弁当におかずを詰めただけで、おにぎりを入れるのをすっかり忘れてしまいました。お昼にハッと思い出して慌てて持って行った次第です。

子供が何かにチャレンジしようとする時、親も見守るのにドキドキしますね。今日も読んでいただきありがとうございました。