気まぐれな義母に振り回されない長女

このブログへご訪問くださりありがとうございます。手芸が趣味の三姉妹の母Imoanです。前のブログで義母に言われたくない一言について書きましたら、大勢の方に読んでいただきとても嬉しかったです。皆さん同じように義母という存在にご苦労されているのかなぁと感じました。今日もそんな義母とのエピソードを綴ります。お付き合いくださいませ。

三女(年中)がインフルエンザB型に感染してしまい、週末は長女(小5)と次女(小1)には積極的に外へ行かせました。土曜日は買い物好きのパパが次女(小1)をお供にショッピングへ電車に乗って出掛けていきました。ついでに二人でランチも食べて帰ってきました。

本当は長女(小5)も連れて行ってもらいたかったのですが、長女は二人について行きませんでした。先天性の心疾患(両大血管右室起始症 DORV)と肺疾患(先天性嚢胞状腺腫様肺奇形 CCAM)があり、血中の酸素飽和度が安静時で80%前後しかありません。健康な人はほぼ100%です。筋力が弱く、疲れやすく、歩くスピードもゆっくりです。パパは普段からせっかちで、なかなか長女のスピードに合わせて歩いてくれません。疲れそうなのがわかっているのです。

その代わり、長女はおばあちゃんとどこかへ出掛けたかったみたいです。長女は同居するおばあちゃん(私にとっては義理の母)とバスで出掛けるのが大好きです。おばあちゃんは81歳で介護も介助もいらない元気な高齢者ですが、年々足腰が弱ってきているようで、歩くスピードは長女と同じくらいです。また移動はシルバーパスでバスに乗るのが定番なので、長女にとっては歩く距離が短くて済むバス移動も好都合です。

この日もおばあちゃんに「どこか行こう。」というようなことを私が三女と病院へ行っている間にお願いしていたみたいです。長女の話では「お昼ご飯を食べたらおばあちゃんの部屋においで。そうっと出掛けよう。」という約束になっていたそうです。ところが、私が三女を連れて病院から帰ってくると、例のキツい一言「親が悪い!」と言い放って憤慨し、急におばあちゃんの虫の居所が悪くなったみたいで、その後どこかへ出掛けて行きました。

長女がお昼ご飯の後におばあちゃんの部屋を訪ねると、「もうさっき買い物に行ったから今日は無理!」と断られたそうです。義母は大変な気分屋です。こういう時は大抵、嫁の私に対して何か気に入らないことがあるか、ご自分の体調が悪い時です。この日は前者でしょうかねぇ。

とんだとばっちりを受けてしまった長女ですが、おばあちゃんの気まぐれに決して振り回されないのが長女の良いところです。買い物に行く気満々になっていたので「今日は一人で買い物に出掛けてみようかな!!おこづかいで雑誌を買ってくる。」と言い出しました。バスに乗って一人で行けそうだけど、キッズ携帯を次女が持って出掛けてしまったので、賑やかな場所へ一人で行かせるのは私が不安でした。

そこで、長女の足で歩いて15分ほどの場所にあるホームセンターに出掛けてみてはどうかと薦めてみました。入り口にちょうど雑誌売り場があるのです。幼児雑誌から婦人雑誌まで揃っています。「良いね~‼」と目を輝かせ、急いで支度をして出掛けていきました。

お目当ての雑誌を買って、おつりでプリパラのゲームを一回して帰ってきました。今まで近くのコンビニまでおつかいはよく行ってくれていましたが、一人で出掛けて自分のおこづかいで欲しいものを選んで買い物したのは、遅ればせながら初めての経験でした。帰ってきた長女の顔には「小学5年生らしいことできたよ!」というような自信が表れていて、玄関でたくさん褒めました。

玄関での長女と私のやり取りがおばあちゃんの耳にも入っていたようです。長女が手を洗っていると、おばあちゃんが顔を出して、「今日は悪かったね。今度はおばあちゃんと買い物に行こうね。」と声をかけられたそうです。長女はその言葉を素直に受け入れました。

早速その翌日、おばあちゃんから長女が誘われました。しかし今度は次女を連れて行くとか連れて行かないとかで揉めて、次女が大泣きする騒ぎになりました・・・。こういう時、私は祖母と孫のやり取りには一切首を突っ込まないようにしています。

三姉妹の中で気分屋の義母に一番振り回されるのが次女です。次女には「私は悪くないのに!おばあちゃんの言っていることはひどい!」という頭があるから大変なのですが、長女は「おばあちゃんは気分屋なんだからイチイチ気にしなくて良いんだよ!適当に聞いてりゃ良いの!」と処世術を伝授してくれました。最後は何とか丸く納まり、三人でバスに乗って、遠くの100円ショップまで出掛けていきました。

やれやれ。。。義母のリクエストで始めた同居生活も丸5年になります。最初は気分でコロコロ言うことも態度も変わる義母を見て、子供がどう感じるだろうかと心配になりました。しかし子供の方が適応能力が高くてびっくりします。きっと将来、どこかで気難しい人に出会った時に今の経験が活きてくるかもしれません。ちょっとした言葉でこんなにも傷つくんだという経験も、「口は災いの元だよ。」と教えるための良い教材になってくれています。とはいえ、誰だってイヤな思いをするのはイヤなんですけどね。プラスに考えないとやっていけないです。

私自身も義母のことを気分屋だと認識して、義母には悪いかもしれませんが振り回されないように最初から期待しないように努めています。そうするとほんの少し良いことがあった時に物凄くありがたく感じるんですよ。義母との関係にご苦労されている方がたくさんいらっしゃると思いますが、何か自分のいたらない点をつっつかれても、鈍感なふりして開き直って頑張りましょう!完ぺきな嫁なんてこの世にいないし、相手も決して完ぺきなお姑さんではないはずです。出来れば同居はおススメしませんけどね~!今日も読んでいただきありがとうございました。