朝の支度が遅い!話す時計アプリでイライラ解消

このブログにご訪問くださりありがとうございます。手芸が趣味の三姉妹の母Imoanです。寒い朝は暖かいお布団から出るのに時間がかかります。私自身は携帯電話のアラームを目覚まし時計にしていますが、本当に起きないとマズい時間よりも少し早めに鳴るように設定してスヌーズ機能で5分毎に何度も鳴らしてやっと起きています。

夜一番に寝る次女(小1)は大体いつも自然に早く目を覚まします。長女(小5)は時間を6時半と決めて私が声をかけて起こしています。夫も同じく決まった時間に私が声をかけて起こしています。三女(年中)はいつまでも寝ています。同居する義母も朝はゆっくり起きてきます。

そもそも長女と夫を私が起こさないといけない状況が朝の忙しさに拍車をかけているのですが、先日、長女の朝の支度のあまりの遅さに私の堪忍袋の緒が切れました。

その日はベッドから出て来るまでに20分程かかりました。私もスヌーズ機能を使っているくらいなので気持ちはわかりますが、私は目覚まし時計ではありません!またその日は合唱団の朝練があるというのに、やっと起きたかと思うとボーっと座わって何もしないまま5分経過。声をかけたらやっと動き始め、トイレと洗顔を済ませて時は7時10分なり。パパを起こす時間です。長女はそこからまたボーっと座わって5分経過。

前にパパから合唱団の朝練を遅刻して喝を入れられた時に決めたタイムスケジュールでは、もうそろそろ家を出ないといけないような時間です。それなのにまだパジャマ姿で、声をかけてやっと着替えに取り掛かりました。急ぐわけでもなく、動作も全てがノロノロノロノロ、着替えが終わって、朝食、薬、歯磨き、身だしなみ、ハンカチ&ティッシュの用意・・・、イチイチイチイチ声をかけないと動けない長女に「何べん言わせたら気が済むの~!!!!!!!」と私のイライラが頂点に達しました。

長女とマンツーマンで過ごしているわけではなく、家族の朝食を用意しながら、次女の様子も見ながら、私自身の支度もしながら、時計も頻繁に見ながら、長女にイチイチ”ながら声かけ”をしなければならないことにこの日の朝はホトホト疲れを感じました。

イライラした気持ちで長女を自転車の後ろに乗せて小学校まで片道1.2kmを大急ぎで送って行った後、今度は体まで疲れて朝から気持ちが落ち込みました。「もう5年生なのに。自分のことくらい自分で気がついて動いてくれりゃこっちは楽なのに。なんでこの子は出来ないんだろ・・・。」

次女も朝の支度に時間がかからないわけではないのです。早く起きますが、姉と同じくボーっとしたりいつまでもパジャマでいたり油断して本を読んだり、気がついたら朝ご飯もゆっくり食べる時間がなくなりバタバタしています。私自身が小学生だった時も似たようなものでした。主人だって朝は割とギリギリのバタバタです。しかし長女と私達との違いは時計を見て「ゲッ!ヤバイ!!急がなきゃ!!!」と自分で気がついて自分から急いで動けるかどうかです。

その違いの原因は、性格なのか、血中の酸素飽和度なのか、発達スピードなのか、脳なのか、心臓なのか、肺なのか、育ち方なのか・・・、思い当たることがいっぱいあり過ぎてどうしようもありません。朝の支度に声をかけられないと動けない長女のために、こちらがイライラしないで促していける方法を考えてみました。

まずせっかくタイムスケージュールを書き出して貼っているので、そこへ目が向くように長女の大好きなだいすけお兄さんの写真をペタッと横に貼りました。狙い通りすぐに気がついて目は自然といくようになりましたが、長女には視覚による訴えはあまり効果が続きません。

長女は脳の視覚に関する部分と記憶を司る部分にダメージを受けている痕があることが数年前にわかっています。目は幼稚園児の頃から遠視と乱視ということもわかっていて、小さい頃から目よりも耳の方が敏感でした。勉強方法も視覚よりも耳からのアプローチを工夫するようにしています。

そこで”イチイチ声をかける”ことをあるものに頼ることにしました。しゃべる目覚まし時計がないものかとネットで検索して探すと、視覚障害のある方も利用されているような『話す目覚まし時計』というアプリがありました。

私が昔使っていた携帯電話の端末には元々ミッキーやミニーの喋り声が登録されていたので、それに『話す目覚まし時計』をインストールして長女のために活用することにしました。目覚まし音をミニーの「朝よ♪起きて♪」という高くて甘い声がしつこく繰り返される設定にして、さらに貼り紙のタイムスケジュールに合わせて「着替えは終わりましたか?」「早く朝ご飯を食べましょう。」「薬を飲んで歯磨きをしましょう。」「ハンカチとティッシュは用意しましたか?」「上着を着て急いで出発しましょう。」とTTS音声で知らせてくれるように設定しました。携帯画面には時計の文字盤と文字が表示されます。

初日は長女には内緒で夜寝ている枕元にその携帯電話を置いておきました。翌朝「何これ~!?」と面白がって目を覚ましました。音声で知らされる度に笑いが出ましたが、いちいち私から怒られなくて済むのは娘にとってもラッキーです。そのうちまた慣れて効果がなくなってくるかもしれませんが、しばらくはこの手を使って私も楽ができるノンストレスな方法でやっていこうと思います。

よく考えてみれば長女は寝る前の支度にも異常に時間をかけて寝る時間が遅くなりがちです。夜も『話す目覚まし時計』を活用したらもっと睡眠時間を確保できるし、早く起きることにも繋がります。日常の様々な場面で使ってみようと思いました。

最近はAI(人工知能)が色々な企業や商品に活用されています。長女のダメージを受けている脳の代わりとなるようなツールもこれからどんどん開発されていくかもしれませんね。そうなることを期待しています。今日も読んでいただきありがとうございました。