少しずつ少しずつ、退院まできっともう少し。

このブログへご訪問くださり、ありがとうございます。手芸が趣味の三姉妹の母Imoanです。先月、長女Tちゃん(中2)が心臓のフォンタン手術を受けました。前のブログを更新したのが術後7日目でしたが、あの日に集中治療室を出て小児病棟へ戻りました。それから更に2週間が経ちました。今日で術後3週間になります。

毎日お昼か夕方の決まった時間に一時間だけ面会をさせてもらっています。本当はコロナ禍なので他の病棟は面会禁止だそうです。だから贅沢は言えませんが、、、1時間なんてあっという間で、毎度毎度、面会の最後はTちゃんのシクシクタイムです。「帰りたい💧」「いつ帰れるの💧」「学校行きたい💧」「何で私だけ入院しないといけないの💧」と大粒の涙を流すので、私も毎日「また来るね!」と言う時間が辛くなります。

それでも、Tちゃんの術後の経過はゆっくりですが少しずつ少しずつ前進してきました。胸水と腹水を抜くためについていたドレーンという管は、病棟へ戻ってきてから間もなく3本から2本になり、その後1週間くらいで1本になり、今週の初めには最後の1本も抜けました。そしてやっとやっとシャワーを浴びられるようになりました。(洗髪は病棟に戻ってきてから時々看護師さんが洗髪台をベッドの近くに持ってきてやってくださっていました。看護師の皆様には感謝しかありません。)トイレも廊下の向こうにあるトイレへ歩いて行けるようになりました。ずっと歩いていなかったせいで筋力が弱ってトイレに行くだけで足がヘロヘロだそうです。

入院部屋も少しずつステップアップしてきました。ドレーン3本時代は看護師さんが常駐する大きな部屋でしたが、2本になってから病棟の一番手前のナースステーションと先生達の部屋の出入り口の真ん前の部屋に移動しました。可愛い壁紙のお部屋で少しリラックスできるようになると食欲が出てきて、「病院の食事がとても美味しく感じる!」と完食が続くようになり、ドレーンがなくなると部屋はナースステーションから少しずつ奥へ離れていき、一昨日からついに病棟の最上階にある院内学級へ車椅子で通えるようになりました。

退院の目標にしていた中学校の校外学習には、残念ながら間に合いませんでした。しかしTちゃんが何よりも楽しみにしていた科学技術館のカフェのお弁当は、当日私が現地へ行って受け取り、主治医の許可を得て夕方の面会時間に病院へ持ち込ませてもらいました。夕飯用に看護師さんが温めてくださり、美味しくペロリと完食しました!このお弁当はパンフレットを見ながらクラスのみんなで決めたメニューだったそうで、思い入れがあったみたいです。「Tちゃんが食べたい食べたいってずっと言ってたお弁当って、どんなの~!?」と何人か看護師さん達が見にきて一緒に笑ってくれました。

ベッドの上で暇を持て余していたTちゃんですが、こうやって少しずつ少しずつ回復してきて、気持ちにもゆとりが出てきました。昨日は妹のMナ(三女、小2)の誕生日で、前日まで「私だけケーキ食べられないなんて、みんなズルい!!」と言っていたのに、当日「これ渡してあげて。」と手作りカードをくれました。部屋に来てくれる保育士さんに相談して2日かけて作ってくれたそうです。Mナの大好きな鬼滅の刃のキャラクターの絵を描いてくれていました。保育士さんだけでなく看護師さんや院内学級の先生にも「今日は妹の誕生日なんです。」と宣伝してくれたみたいで、皆さんから「おめでとうございます!」と声をかけていただきました。Tちゃんもお姉ちゃんなんだなぁと感じて嬉しくなりました。

昨日はもう一つ嬉しいことがありました。ちょうど面会に行った時に、ずーっと右腕か左腕に刺さっていた点滴のルートがついにゼロになったのです!!今日も何か進展があるかなぁ♪これからお昼の面会に行ってきます。今日も読んでくださりありがとうございました。