中学進学へ向けて就学相談の申し込み

このブログをご訪問くださり、ありがとうございます。手芸が趣味の三姉妹の母Imoanです。前のブログを沢山の方に読んでいただき、とても嬉しかったです。今日は長女(小6)の担任の先生との面談で不愉快な気持ちになった後の話を綴ります。

面談の翌日、中学校へ向けて就学相談の申し込みをしました。申し込み方法は昨年度のうちに行政のホームページで調べていました。中学進学に向けての場合、6月末までに電話で申し込むように書かれてあり、調べた当初は何となくそれまでに申し込めば良いかなとのんきに考えていました。

しかし、どうにもこうにも担任の先生の「Tちゃんは毎日何が楽しんだろう?と思うんです。」という一言が頭から離れず、早く色々な専門の方に長女のことを相談したくなりました。それで急いで申し込みの電話をしたわけです。

電話に出てくださった担当の方からは、まず就学相談を受けるにあたっての理由を確認されました。長女は先天性の心疾患(両大血管右室起始症 DORV)と肺疾患(先天性嚢胞状腺腫様肺奇形 CCAM)があり、血中の酸素飽和度が安静時で80%程度しかなく、慢性的にチアノーゼであること。脳にも過去に脳梗塞を起こした痕などがあり、発達、運動、学習面で周囲から遅れがあること。小学校入学前も就学相談を受けて普通級に入学しましたが、中学校へ向けてまた相談させてもらいたいとお答えしました。

担当の方はとても感じ良く受け答えをしてくださり、最初に丁寧に就学相談の流れを教えてくださいました。

申し込みはこの電話で完了し、この後記入する書類を送ってくださるそうです。記入書類を提出した後に教育相談室という所で臨床心理士による面談と発達検査を受けることになります。小学校へ入学してから発達検査を受けたことがあるかどうかも確認されました。小2の時に同じく教育相談室で田中ビネー検査を受けたことがあると答え、その時の結果も持参することになりました。

発達検査を受けた後は、次に中学校を会場として中学校教諭による面談を受けるそうです。そして最後は結果を総合的にみて、娘にとって適しているだろうと思われる進学先を提案してくださるそうです。ただし、提案された通りにしなければいけないというものではなく、本人や家族の希望があれば提案とは異なる進学先を選んでも問題はありません。と言ってもらいました。

次に簡単な質問を受けました。まず現在通っている小学校名と、名前や住所などの個人情報です。それから娘の病名と通っている病院を確認されました。

それから長女の現在の様子についての質問でした。授業中は真面目に一生懸命板書も写し、やらなければいけないことは頑張ってトライしているそうですが、やったことが記憶に残らず全然身につかない、と面談で担任の先生に言われたことを伝えました。また体の動きもぎこちなく、階段を一段一段足を揃えてゆっくり昇るのはうちの娘だけだと言われてしまった話もしました。

すると担当の方は「体が苦しかったら当然動けませんよねぇ。。。そんなことも言われてしまうんですか?」と驚かれました。

全くその通りで、根本的に血中の酸素が少なく、動かす筋肉も育たず筋力が弱い上に正常な肺も一つしかないので呼吸も苦しいのです。長女のゆっくりな足取りを改善させる術はありません。長女の病気は複雑で、今後状態を良くする手術の見込みはなく、むしろ悪くなっていくことが予測されていて、同級生との差も年々広がっているということも伝えました。

次にコミュニケーションについてはどんな様子か尋ねられました。これまた前日の担任の先生の話では、コミュニケーションにも問題があるように言われてしまいましたが、自宅では三姉妹の長女なので小2と年長の妹達と毎日会話をしたりケンカもしたり、極々普通に出来ていると思います。語彙力や読解力は確かに低く、それを克服するために国語教室へ通っています。

5年生の時の担任の先生も、コミュニケーションの面では全く心配ないと言ってもらっていたので、今は担任の先生との相性や本人の気持ちの問題ではないかと考えています。入学前に受けた就学相談でも情緒面やコミュニケーションの面で問題がなかったので、普通級で入学して辛くなってきたら支援級を考えてみてはと判断されたことも伝えました。

最後に何か気になることはありませんか?との質問があり、小学校を転学することも含めての就学相談は可能かどうか聞いてみました。

本人は学校の委員会活動やクラブ、合唱団などの活動が楽しいと答えていて、学校行事で成長を感じる場面も沢山あったり、これまで励まし応援してくれる先生方や同級生が周囲にいてくれたお陰で転学することなく6年生になれました。しかし今の担任の先生の話ではまるで普通級で過ごしてきたことが間違えだったと言われているような気がして、ならば特別支援級についてもっと知りたいと思いました。

思わず半分愚痴のようなものになってしまいましたが、担任の先生との面談で感じた不安を担当の方も理解してくださり、中学に向けての就学相談と同時に小学校についても検討できるよう進めましょうと言ってくれました。

その第一歩として、まず近隣の特別支援級の見学に行けるように、本来は直接学校へ問い合わせることが多いそうですが、年度の途中でしかも 6年生なので、特別に担当の方が問い合わせしてくださることになりました。

担当の方にはじっくり話を聞いてもらい、とてもありがたかったです。本人の気持ちや将来の夢などもあるので、無理に転学させたいとは考えていませんが、どういう環境が長女のためになるのかよく考えてみたいと思います。

小学校に入学する時も、その後も、普通級と支援級のどちらを選んでも間違えはないし正解もないと言われました。つまづく度に一喜一憂してしまいますが、長女自身はいつも受け入れて毎日を過ごしています。今日は横浜方面へ全校遠足です。私は現地で離れたところで待機しています。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。