前は厳しかった先生が今は理解者に。

このブログをご訪問くださり、ありがとうございます。手芸が趣味の三姉妹の母Imoanです。先日、長女(小6)の小学校で保護者会がありました。毎年、担任の先生が変わる毎に保護者会後に少し長女のことをお話して、いつも4月の終わりか5月の頭に予定されている電車移動で行く全校遠足の付き添いについてどうするかを伺っています。行先は上野動物園と子どもの国を一年おきに行っています。今年は遠足の他にも先生にご相談したいことがあり、保護者会後に伺ってみました。

今年の担任の先生は2年生、3年生の時も担任を受け持ってもらい、面談の度に出来ない出来ないのオンパレードでした。そのため私としてはちょっと身構えてしまうような苦手な先生でした。

ところが、久しぶりにまた担任の先生として再会してみますと、全く別人のような理解者になってくださっていて、連れてきていた三女(年長)に対してもとても優しく接してくださり、ビックリしたのと同時に安心しました。先生は昨年は隣りのクラスの担任として、また学年主任として長女と関わってきてくださっているので、長女の病気のこと、それによる障害のこと、出来ないなりに少しは成長したことなど、見てくれていたのだなと有り難く感じました。

保護者会でおっしゃられていましたが、初めてこの学年の担任になった時には、みんなまだおチビちゃん達で、先生がいないと何もできないじゃん!という状態でご自分のお子さんの世話を後回しにするくらいだったそうです。確かその時は産休明けでよその小学校から赴任されてきたばかりでした。それが今はみんなが成長して、一日くらい先生がいなくても大丈夫かと思えるようになったから、自分の子どもの入学式に出席できたとおっしゃられていました。先生も人間ですもんね。様々な状況により余裕がある時とない時と、そりゃありますよね。先生もあの時は必死だったんだと気がつきました。

まず遠足の付き添いについて伺いました。長女は先天性の心臓病(両大血管右室起始症 DORV)と肺疾患(先天性嚢胞状腺腫様肺奇形 CCAM)があり、血中の酸素飽和度が、健康な人がほぼ100%のところ長女は安静時で80%前後しかありません。歩いたり走ったりすると下がり、体調を崩して入院するほど悪化してしまうと60%台にまで下がります。主治医からは健康な人が平地をあるいているところ、長女だけが高山の上を歩いたり走ったりしているようなものだと言われています。酸素は筋肉の発達にも必要不可欠なものなので、酸素量の少ない長女は筋力が弱く、歩くスピードも出ません。

遠足ではこの歩くスピードが問題になってきます。1年生の時には、みんなが校庭で校長先生の話を聞いている時間に出発して駅でみんなが来るのを待って合流し、あとは長女の近くを歩き、本来1年生は6年生が手を繋いで移動しますが、長女のスピードが落ちたら私が手を繋いで引っ張るようにして何とか集団についていくという感じでした。

学年が上がる度に少しずつ私と手を繋ぐ場面が減り、ついに昨年は同行して後ろについては行きましたが、私と手を繋ぐ場面は一度もなく遠足へ参加できました。昨年の様子もよくご存知なようです。そして先生は出来れば長女に自信をつけさせてあげたいと考えてくれていて、少なくとも目的地へ着くまでの過程では付き添いはいらないと考えてくれているそうです。

しかし今年の行先は坂道も多く、班によってはものすごく歩く距離が長くなってしまったり、また4年生の時には帰りに疲れ果てて、小学校の最寄り駅のホームまで帰ってきたところで、ふとした瞬間に私も先生も長女の姿を見失い大慌てしたということがありました。結局、最後列にボーっと立っていて、小さいので埋もれてしまってわからなくなっていたのです。本人は疲れ果てて声掛けに全く気がつかなかった様子でした。その時にこの子は帰り道こそ近くにいないといけないんだなと気がついたのでした。そのことを先生に伝えると、そういうこともあるのかぁ。確かに埋もれちゃいますよね。。。とのこと。

また先生は、うちの長女の運動レベルが体調によっても左右されるということに気がついてくれていました。ちょっとした鼻水でも長女は元々のレベルが低いので影響されやすいのです。そこで、まず遠足については先生から長女の希望や自信がどの程度あるのかを確認してくださることになりました。

そして先生に次に伺ったのは修学旅行についてです。6年生は日光に二泊三日で行きます。長くなりますので、続きはまた次のブログに綴ります。

かつては出来ない出来ないと言われて、苦手だぁ~!!と思っていた先生が、長女のことをこんなにも理解してくれていたなんて、先生のことを悪く決めつけてはいけないものですね。反省しました。長女も「なんか先生優しくなってた。」とメガネをなくすくらい緊張していたのが、少しずつほぐれてきたようです。最高学年も学校で良い経験を積み重ねていけそうだと安心しました。今日も読んでいただき、ありがとうございました。