4連休に体調不良で入院

このブログへご訪問くださりありがとうございます。手芸が趣味の三姉妹の母Imoanです。昨日からGWの後半、4連休が始まりました。わが家はこれと言って予定もなくゆっくり過ごすつもりでいましたが、初日に突然長女(小6)が体調を崩し入院することになりました。

朝起きてすぐ次女(小2)に長女が「なんか辛いからママ呼んできて~。気持ち悪い~。」と体調不良を訴え、次女が私を起こしにきました。私はあろうことか長女が前日まで普通に小学校へ行って夜まで普通に過ごせていたので、「え~。暑いだけなんじゃないの~?ゆっくり寝かせて~。」なんて返事をしてしまいました。しかし次女が「でも泣いてるよ。なんか辛そう。」と言うので慌てて様子を見に行きました。

長女は先天性の心疾患(両大血管右室起始症 DORV)と肺疾患(先天性嚢胞状腺腫様肺奇形 CCAM)を併せ持って生まれてきています。血中の酸素飽和度が安静時で80%前後しかなく、正常な肺は一つしかありません。左肺の2/3は腫瘍になっていて生まれた日に切除し、1/3は肺動脈とは繋がっていませんが気管支とは繋がっていて時々炎症を起こし、体調を悪化させることがあります。

おでこを触ると汗がびっしょりで熱くなっていて、熱を測ると38.5度ありました。起き上がれないと言うので保冷剤をあてて水を飲ませました。食欲がないと言いましたが、アイスなら食べられるかもと言うので、アイスを食べさせました。アイスのためなら体も起き上がり、少し元気が出てきたようでしたが、喋る声は上ずっていて、呼吸する度に体が小刻みに震えていました。

三女(年長)が心配して引き出しにしまってあった聴診器(2歳まで経管栄養をしていた時代に胃の音を確かめるために使用していました。)を持ってきてくれましたが、「ママはお医者さんじゃないから胸の音を聴いてもわからないよ~。病院へ行こう。」と話しました。

咳をしていたので吸入しようかどうしようか迷いましたが、私では喘息かどうかも見当がつきません。吸入はせず、普段飲んでいる心臓の薬と喘息の薬と頭痛外来でもらっていたカロナール(鎮痛解熱剤)を飲ませて病院へ連れて行くことにしました。

数日前は全校遠足へ参加して、行きも帰りも現地でも、全く私の手を借りることなく過ごせたくらい体調は悪くなかったのですが、辛い症状が出たのは突然でした。

さて病院へ連れて行くといっても近所の診療所も大学病院の外来もお休みです。救急外来へ駆け込むか、休日診療所へ連れていくか、休日診療をしている小児クリニックへ行くか、一瞬悩みました。救急外来では早い対応をしてもらうことは無理です。カルテはありますが、いつも診てもらっているお医者さまではないので割と一から説明する必要があります。また薬をもらえても一日分(連休中は連休分)の薬しか処方してもらえません。休日診療所に長女はかかったことがありません。小児クリニックへは同じように休日に具合が悪くなった時に何回か駆け込んだことがあります。そしてその時に適切な処置をしてもらって助かった経験もあります。例え救急へ行くことになったとしても、その前に吸入など何かしらの処置をしてくれます。予約の電話をかけると前にかかった先生の診察ですぐに診てくれることになりました。

小児クリニックへ行くと、まず待っている間に血中の酸素飽和度を計ってくれました。この日は最初75%前後でした。診察室で胸の音を聴いてもらい、のども少し赤いということでしたが、気になる咳をしているので気管支拡張剤を吸入してもらいました。

吸入後、血中の酸素飽和度は82~83%に上がりました。しかし今度は胸のゼーゼー音が酷く聴こえるようになったと先生がおっしゃいました。これは吸入する前までは気管支が膨らまず空気をちゃんと取り込むことができていなかったと思われ、吸入後に気管支が広がって呼吸音が聴こえるようになったのだそうです。しかしゼーゼー音が酷いので、さらに気管支拡張剤を吸入してもらいました。

その後、胸の音は少し改善され、一見すると落ち着いたように見えたのですが、先生は呼吸する度にお腹がへこむ様子を見て「これは努力呼吸という状態で、かなり一生懸命無理して呼吸している状態を表しています。RSウイルスも赤ちゃんの間で流行っているので、入院することも含めて大学病院へ行って診てもらってください。こちらから連絡してお手紙を今書きますね。」と対応してくださいました。

看護師さんにも先生にも話しましたが、長女は大きくなっても何度かRSウイルスに感染し、肺炎や喘息の強い発作のような症状に悪化して入院したことがあります。時期も冬か5月に体調を崩すことが多いのです。今回もその時の症状によく似ていました。

小児クリニックで先生と看護師さんに「頑張ってきてね!」と応援してもらい、大学病院へ向かいました。大学病院では小児クリニックで吸入した効果と、血液検査のついでに点滴で水分を補給してもらったお陰か、割と症状は落ち着いていました。しかし呼吸が浅く、炎症の値も高くはなかったのですが出ていて、何らかの感染症にかかってるのだろうということがわかりました。自宅に吸入器もあり、普段も夜の就寝時のみ酸素をつけているので、昼間も酸素をつけることはできますが、連休初日なので、自宅に戻って悪化しても駆け込み先がまた救急外来となると対応が遅くなってしまうと言われました。前回入院した時は3年生の冬で、その時はもっと状態が悪くなってからの入院でした。そうなってしまうと本人が結局は苦しいので、お医者さんからは今のうちから入院することを勧められました。

長女は「入院かぁ・・・。」と少し落ち込みましたが、「また学校みたいな所(院内学級)に行けるかなぁ?あそこ好きだからあそこに行けるなら良いか。本当は朝起きた時から入院になるかもって気がしてた。」と話しました。自分の体調のことはやっぱり本人が一番わかっているのかもしれませんね。私も長女が体調を崩す度に知ることが増えます。今回は努力呼吸という状態を初めて教えてもらいました。状態をよく観察することの大切さを改めて感じました。

今日は長女の大好きなだいすけお兄さんの歌を聴けるアイテムを差し入れに持って行ってきます。昨日よりも元気になっていると良いなぁ。妹達二人も、昔は「行かないで~。」と面会に出かける時に泣いていましたが、今回は二人とも成長して姉のことを心配してくれて、「行ってあげて。夕飯までいてあげて。」と言ってくれるようになりました。ちょうどパパもいる連休中で都合が良かったです。

病棟で偶然次女の幼稚園の同級生ママに遭遇し、次女の同級生の男の子が数週間前から入院していることを知りました。入院する度にはっとさせられますが、病院で頑張っているお子さんやご家族がたくさんいらっしゃいますね。どうか皆様、お疲れをためませんように、お互い早く良くなって退院できますように、がんばりましょう。今日も読んでいただきありがとうございました。