芸術の秋

手芸が趣味の三姉妹の母Imoanです。週末は小学校の展覧会でした。二年に一度、全校児童の図工作品や家庭科作品が体育館に展示されて、とても楽しい展覧会が開催されます。たくさんの作品がずら~っと並ぶ中、長女(小5)と次女(小1)の作品を探しながら他のお子さんの作品もじっくり見せてもらいました。作品それぞれに個性があって素晴らしかったです。

うちの三姉妹はみんな絵を描くのが大好きです。長女は今風の表現で言うと”画伯”と呼ばれそうな…ちょっと独特の絵を描きます。次女は小さい頃は長女の隣で長女の絵を真似て描いていましたが、いつからかアニメや絵本をお手本にして描くようになりました。三女(年中)は次女の影響を受けながらどんどん進化しているところです。

長女の絵を見ていつも思い出されるのは、義理の母が長女がまだ小さかった頃に「何でこの子は絵がこんなに下手なの?何でこんな色で塗るの?この子はどっか頭がおかしいんじゃないの?どっか病院へ連れていって診てもらいなさいよ。」なんて失礼なことを言っていたことです。長女が絵を見せるとそんなことばかり言うのでとても嫌でした。

あんまりしつこく言われるので、不覚にも気にしていたことがあります。しかし長女が通った幼稚園の年少、年中時代の担任の先生からは、絵を描くのも発達段階があってそれは個人差もあるからTちゃんはTちゃんのペースで絵の描き方もちゃんと成長してるから大丈夫と励まされました。顔から手や腕が生えているのは誰もが通る発達段階だそうです。そこから体ができて、手の指ができて・・・と段階を経て成長していくそうです。

3姉妹の母になりそれぞれの絵を見ていると本当にその通りだと思いました。大人から見れば子供の絵が奇妙なものに見えることがあるかもしれませんが、誰でも最初から上手に描けるわけではないんですよね。好きならいっぱい好きに描いていっぱい楽しんだら良いと思います。

絵と言えばもう一つ、長女は幼稚園の頃にお友達の紹介でお絵描き教室に通っていたことがありました。当時住んでいた家の近くの児童館の隣の小さなビルでおじいさん先生が大きなスケッチブックにクレパスと絵の具を使って絵を描かせてくれていました。学校帰りの小学生が気ままに寄って、週に一枚絵を描いて帰るという雰囲気の教室で、お月謝もとても良心的でした。

長女は絵を描くのも好きでしたが、そこの教室へ行く一番の目的は仲良くしてくれる小学生とお喋りをしてギャグを伝授してもらうことでした。ある日いつもより少し遅く教室へ行ったら「来た来た!君を待っていたんだよ~!」と女の子と男の子に声をかけてもらって娘も私もすごく嬉しかったのを覚えています。私は送迎だけだったので教室で娘がどんな風に過ごしていたのか詳しくはわからないのですが、長女は「〇〇さん!〇〇さん!」とお姉さんのことを慕って大好きでした。

年の終わりが近づいてくるちょうど今頃はゴム版を彫って年賀状用の版画をさせてもらっていました。私はそれを我が家で出す年賀状に使うのが毎年楽しみでした。先生が一緒に彫刻刀で彫ってくれて味のある版画を持って帰っていたんです。

先生はよく「今は小さくってパッパラパーでもみんなそれなりに立派な大人になるんですよ~。お母さん心配いらないからねぇ。絵を描いてると観察力がついてくるからね、それが良いんですよ。ここ来てる小学生もみんな最初はパッパラパーだったけど、だんだん偉くなっていくの。うちの息子たちもそうでしたよ~。心配いらない!」と言ってくれていました。

引っ越しをしてお別れしましたが、先生は今もあそこでお絵描き教室をされてるでしょうか。長女は小学生になり今は小学校の図工の授業と図工漫画クラブで芸術を楽しんでいます。先生方のお陰で楽しい作品を作れるようになりました。これからも進化していくのが楽しみです。

最後に長女が昨日持って帰った作品です。

これは全校生徒によるお祭りをテーマにした共同作品の一部でした。展覧会では体育館の中央に一人一体作った人形が大集合して大迫力の作品でした!!芸術の秋ですね~🍂

今日も読んでいただきありがとうございました。