酸素つき母つき新学期スタート;理想と現実

このブログをご訪問くださりありがとうございます。手芸が趣味の三姉妹の母Imoanです。長女(小6)と次女(小2)の二学期が始まり1週間と半分が過ぎました。

長女は春から繰り返し体調を崩して二度入院をし、7月の終わりから学校で酸素ボンベを携帯するようになりました。新学期直前の面談により二学期は慣れるまで短時間登校で私が学校で待機するという形から始めることになりました。

うちには幼稚園児の三女(年中)がいますが、たまたま幼稚園が夏休みの終わりに大雨で床上浸水してしまい、夏休みが10日ほど長くなりました。その間は三女の送迎もなく同居する義母が三女と一緒に留守番をしてくれたので、なんとか長女優先で学校待機ができました。

ただ幼稚園の送迎が始まる頃にはその学校待機もいらなくなると良いな…と勝手に甘い理想を描いていました。しかし現実は全く理想通りにはいかないものですね。。。

まず初日:好調な滑り出しでした👍始業式は親子で教室待機をして、みんなが教室へ戻ってきてから終わりの会まで全部参加できました。出席時に名前を呼ばれると、大きな声で「はい、元気です。」と答えられ、席替えをして、いきなりの日直もこなし、宿題を提出して、係決めをして、クラス写真の撮影ではバッチリ笑顔でした!!クラスの皆さんが本当に良い子達ばかりで、みんなの様子をただ眺めているだけでも長女は楽しいのかもしれません。

この調子だと学校待機がなくなる日も近いかも!!なんて期待をした翌日:台風の影響でまさかの頭痛💧1-2時間目が水泳授業のため3時間目からの登校予定でしたが、学校の玄関ホールへ辿り着いたところで「頭が痛い。」と泣き出し、教室へ行くのを断念しました。帰り際に校長先生が笑顔で励ましてくださったことだけが救いでした。

そしてさらに翌日:頭痛が治まらずまた欠席。頭痛外来を受診すると偏頭痛とのことでした。薬を飲んで休むと簡単に治りました。メンタル的要素もあったのではないかと疑ってしまいます。

気を取り直してそのまた翌日:1時間目から給食と掃除の時間まで出席。しかし帰る頃にはヘロヘロな様子だったので、次の日は出席時間を減らして3時間目から登校させたいと先生に相談しました。

次の日:予定通り3時間目から給食と掃除の時間まで出席。次女の学年で読み聞かせの読み手をするため一時間ほど教室を離れました。長女のヘロヘロな様子は前の日と変わりません。

そのまた次の日:3時間だけの土曜授業に1時間目から全て出席。相変わらず帰る頃にはヘロヘロでした。

酸素ボンベ一本で足りるくらいのせいぜい3~4時間で、しかもたった数日だけなのに、どうしてこんなに疲れるのでしょう💧長女だけでなく、私も同じくほとほと疲れました。今の調子では当分学校待機を免れそうにありません。

翌週の月曜日:私はPTAの会議に出席する予定があり、その準備もあるため、長女を二時間目から登校させて教室を離れました。長女がとても不安そうな顔をするので、教室の移動の際には戻って酸素ボンベを持って娘と二人でゆっくり移動しました。4時間目の図工が終わった頃には私も教室へ戻りましたが、長女はやっぱりヘロヘロで、図工室から教室へ戻る途中、「給食を食べずに帰りたい。。。」と暗い顔をして言いました。

娘をよく見ると、指先がピロピロ動いています。それはひどく疲れていたり緊張していたりすると見られるチック症状だと私は考えています。両手の平をパーに開いてピーンと伸びた指先をピロピロ動かす動作です。このチック症状はちょうど今の担任の先生が2~3年生の時にも担任だった頃から始まり、4年生の春の運動会頃まで続きましたが、それからすっかり見ることはなくなっていたのですが、まさかこのタイミングでまた出てくるとは!!このまま今のスタイルを続けたら、カテーテルの前に学校へ行けなくなってしまうかも・・・と心配になってきました。

その日の夕方はたまたま喘息外来で、呼吸状態はとても良いということがわかりました。低酸素血症で心不全傾向もあるとはいえ、自宅では大きな声で歌も歌えるし、妹を相手によく笑うし、勉強を教えると夏休み前よりもずっと飲み込みが良いし、体調はそんなに悪くなさそうなのですが、学校での疲労感や緊張感はどこから来るのでしょう?どうしたら和らげることができるのでしょう?

長女に「今不安なことって何?」とずばり聞いてみますと、一瞬また手の平をパーにして「そりゃぁカテーテル入院することが不安に決まってるじゃない。どうせならさっさと今やってもらいたい。」と言いました。なるほど・・・家で楽しいことをしている時だけ不安を忘れられるということかな。

次の日は時間割を見ると5ー6時間目が家庭科でした。長女は家庭科の先生を慕っていて、家庭科の授業も大好きです。3年生の頃から放課後学習や個別指導で散々お世話になって、私にも気さくに声をかけてくださる先生です。給食を諦めて5時間目から登校させれば6時間目の後のモジュール授業と終わりの会まで酸素は充分足ります。わがままなようですが、お昼休みの時間に登校し、5時間目から出席させてみました。

するとみんながお昼休みの間にゆっくりと支度が出来て、終わりの会で先生からの連絡事項も確認でき、みんなと同じ時間に下校できるのが、とても良い感じでした。隣のクラスの心臓病仲間のお友達と久しぶりに一緒に歩いて帰りました。この日は次女も同じ時間に下校だったので次女も合流して賑やかな楽しい帰り道になりました。

午後から登校する形であれば、いよいよ二学期が始まった三女の幼稚園の送迎や用事にも差し障りなく、午前中は長女と私のマンツーマンでじっくり勉強することもできます。欠席した単元を教えたり、予習復習をさせたり、午前中のうちにエンジンをかけておけば長女の学習に対する苦手意識も少しは和らげることができるかもしれません。担任の先生にしばらく午後から登校させてくださいとお願いしました。

次の日は5時間目までしかありませんでしたが、お昼休みに登校して、5時間目と終わりの会に出席して帰宅しました。午前保育だった三女を連れて行ったので、教室の中ではなくて廊下で待機しました。下校時に遭遇したお友達ママは、長女の様子を見て「月曜よりも元気そう!良かったぁ!」と言ってくれました。

私の学校待機はしばらく続くのかもしれませんが、まずはこのスタイルで体調を崩すことなく毎日続けて学校へ通えることを目標にしてみます!それが出来ればきっと担任の先生も安心して長女を受け入れてくれるでしょうし、長女も慣れれば授業時間を増やしていけるかもしれません。ってこんなにもこちらのペースで登校時間を勝手に決めてしまって良いものかと本当は躊躇する気持ちもあるのですが、先生もきっと生徒が無理して体調を崩すよりも元気に登校してくるほうが良いでしょうから、もうここは開き直ってやっていこうと思います!!

大きな地震のあった北海道でも学校が始まったそうですね。まだ余震も続く中、不安な気持ちのお子さん達もたくさんいらっしゃると思いますが、学校で楽しい時間を過ごして少しでも不安が小さくなりますようお祈りしています。今日も読んでいただきありがとうございました。