自分らしく過ごしたお正月;映画「ボヘミアン・ラプソディー」に感銘を受けて

新年あけましておめでとうございます!手芸が趣味の三姉妹の母Imoanです。昨年は沢山の方にこのブログを読んでいただき、とても励みになりました。今年も心臓病と肺疾患のある長女(小6)と家族との日常の出来事を綴っていきます。どうぞよろしくお願いします。

さて、お正月を皆さんはどのように過ごされましたか?我が家は一つ屋根の下に6人住んでいますが、みんなそれぞれが好きなことをしてゆっくり過ごしたお正月でした。

長女(小6)はNHKの”おかあさんといっしょ”の大ファンで、特に一昨年卒業した横山だいすけお兄さんが大大大好きなのですが、大晦日のNHK紅白歌合戦には現役の歌のお兄さんとお姉さんが登場したことに大興奮しまして、お正月はそのシーンを繰り返し見ては顔をニヤニヤさせておりました。家族が出掛ける時はそれを見られるチャンス!ということで率先して留守番をしていました。そろそろ家族と過ごすよりも好きにしている方が良いっていう年頃でしょうか。

家族がみんな家にいてテレビを誰かに占領されている時には、静かに子供部屋で新型たまごっちの世話をしたり、リカちゃん人形の髪型を器用に結ってオシャレさせたり、ほんの少しはタブレットで学習したり、お母さんといっしょの歌を口ずさんでいたり、私がちょっと近所に出掛ける時にだけ妹達に内緒でこっそりついてきて、こっそり近くのホームセンターに寄ってゲームを一回したり、本当に好きに自由に過ごしました。

妹達二人はというと、次女(小2)はテレビよりもYouTubeやゲーム三昧でした。さすがに時々やり過ぎ注意をすると、その場は少しふて腐れますが、絵を描いたり本を読んだり、主人や私と少し外出してみたりしました。そして三女(年長)は長女がリカちゃんを触っているのを見つけると「いーれーて!」と言って一緒にりかちゃん人形で寸劇を始めたり、次女が絵を描き始めると隣りに並んで絵を描き始めたり、次女がYouTubeを見ていればゲームをし、ゲームをしていればYouTubeを見て、時々は主人や私と外出しました。

大人も今年のお正月は好きに自由に過ごしました。おばあちゃん(主人の母)は基本的にいつでも自由なのですが、今年は特に年末から気の合う姪を呼び寄せて部屋でおしゃべり三昧&お出かけ三昧をして楽しそうです。とても気さくなお姉さんなので私も子供達も大歓迎です。何よりもおばあちゃんが機嫌よく過ごせるので大助かりです。

主人は次女に注意できないほどゲーム三昧でしたが、時々子供を連れ出したり、買い物が好きなパパなので夫婦で初売りセールにも行ってきました。

そして私は、朝昼晩の食事や大量の洗濯物、ちょちょっと日々の簡単な掃除などいつも通りの家事もありましたが、時々子供達の一人を誘って近所をショッピングに出掛けたり、パパと初売りセールへ出掛けて福袋をゲットしたり、一番最高だったのはお正月から手芸を楽しむ時間を作れたことです♪

初手芸は子供達のリクエストでルームシューズを作りました。

下から長女用、次女用、三女用です。
小人の靴みたいなのが出来ました☆
3人それぞれの足型をとって型紙から作りました。
写真は幅が狭くて甲が薄く細い細い足の長女用の型紙です。
幅広甲高で大きな足の次女や、幅広だけどまだ小さい三女の足、
それぞれの足に合うように、そして脱げにくい形にするにはどうしよう?
と考えながら自由気ままに型紙を作って立体にしていくのが醍醐味です♪
足裏のキルティング生地にも個性が☆
生地はそれぞれが選びました。
下から長女、次女、三女。

お正月から手芸ができたなんて、こんなの人生で初めてかも!!しかもミシンの傍らにタブレットを置いて最近大ファンになった俳優ラミ・マレックさんの出ている映画を見ながら♪英語のセリフをBGMに、誰にも邪魔されないでミシンをダダダダダダッと動かし、とても楽しい時間を過ごせました。それだけ子供達が大きくなってきたということかもしれません。 時々三女が進捗状況を確認しに私の隣りにイスを持ってきてお喋りを始めましたが、それもまたご愛嬌で楽しい時間でした。三女から順番に完成させると、みんな喜んで出来たてホヤホヤをすぐに履いてくれたので私も大満足です。

昨年は自分のための時間がなかなか作れず、ストレスを抱えることの多かった一年でしたが、今年は「自分らしく生きる」が私のテーマになりそうです。昨年、主人に誘われて見に行った映画『ボヘミアン・ラプソディー』がとても素晴らしくて、深く感銘を受けたからです。

私も主人もクイーン世代ドストライクというわけではないですが、主人は学生時代に洋楽が好きでクイーンの曲も好んでよく聴いていたそうで、映画にかなり期待をしていました。私もその昔、兄と弟(弟と私は双子)がクイーンをよく聴いていて、特に弟からは「絶対気に入るから!」と弟が選曲したクイーンの曲をダビングしてくれていた昔懐かしいカセットテープをよくかけていた時代があります。だからクイーンの楽曲が素晴らしいのは既に知っていましたが、クイーンというバンドについても、歌っているフレディー・マーキュリーという髭のおじさんについても当時は全く興味がなくて、実は映画も夫に付き合って見に行っているだけで特に期待をしていませんでした。

ところがどっこい!!見てみたら感情移入して見入ってしまうほど素晴らしい映画でした!大ヒットしている現象をNHKの番組クローズアップ現代でも取り上げられていました。(https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4222/)その中でフレディー役のラミ・マレックさんがインタビューで「自分らしくあっていい」とお話されたことも紹介されていました。このラミ・マレックさん、今まで全く知らなかった俳優さんでしたが、演技もインタビューで答える言葉も素晴らしくて、たちまち大ファンになりました。現在ゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネートされているそうですが、主演男優賞を獲得されることを祈っています。ぜひアカデミー賞でも主演男優賞を獲得してもらいたい俳優さんです!!

※追記2019/01/07 ラミ・マレックさんがゴールデングローブ男優賞を獲得しました!!映画「ボヘミアンラプソディー」も作品賞を受賞しました!!やったぁ!!

他にもNHKではクイーンのメンバーであるロジャー・テイラーさんの単独インタビュー(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181226/k10011759981000.html)とブライアン・メイさんの単独インタビュー(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181227/k10011760211000.html)、それから演じたラミ・マレックさん達のインタビューも紹介されています。(https://www.nhk.or.jp/snsenglish/special/sp181122.html) どれも放送されることを全く知らなくて後からネットで読みましたが、皆さんインタビューも素晴らしいです。

 

私は映画を観ながら、フレディー・マーキュリーと長女が、どこか重なって見えました。フレディーは強烈な個性の持ち主で、周囲の人々や家族、特に父親から認めてもらえない部分がありました。娘も家族や周囲の人とは体の条件が全く異なり、本人は普段あまり口にしませんが、内面では長年誰にもわかってもらえない辛さを抱えているのではないかと感じています。早く歩けるとか歩けないとか、運動ができるとかできないとか、勉強もそうです。低酸素や脳梗塞の痕があって目には見えない障害があるのですが、周囲には家族でさえもそれがどんなものか理解できず、勉強が出来れば優等生。出来なければ劣等生。とレッテルを貼ってしまいがちです。

本当は優等生じゃなくったって良いんです。長女だけじゃなく、次女も三女も、主人も義母も私も、みんなみんな、自分の人生は自分のためにあるんだから、自分らしく生き生きと精一杯生きたら良いんだと、映画からはそんなメッセージを受け取りました。そしてクイーンのバンドのように、楽しいこと、好きなこと、好きな人達がいればきっと素晴らしいだろうと思います。

映画を観てこんなにも興奮したのはいつぶりでしょうか。そう言えば・・・私は中学・高校時代は洋画や海外ドラマが大好きで定期試験が終わる度にドサッとビデオを借りてきて片っ端から映画を観ていた時代がありました。その頃も自由気ままに手芸もしてました。地元の愛媛宇和島には売っていなかった輸入雑誌を買い求めに父に松山まで車を走らせてもらったり、周りの友達が誰も知らないようなアメリカの俳優さんにファンレターを出してサイン入りポートレートが返ってきたり、、、そんなに熱中していたことを、いつからか大人になって仕事をして結婚して家事と育児に追われて20年近く、す~っかり忘れていました。今年は自分の時間も大切に、ワクワクドキドキしながら過ごしていきたいと思います。

それにしても久しぶりに俳優さんにトキメキました♪先に映画を期待していた主人は私の熱狂ぶりにドン引きして映画に対する関心は全くなくなったようですが、キッチンでクイーンの曲をかけられるようにiPodとスピーカーを用意してくれました。子供達も一緒に聴くようになり、お風呂でフレディーの真似をして歌うようになりました。「ボヘミアン・ラプソディー」は本当に素晴らしい映画です!今も大ヒット上映中だそうですので、まだの方は一度観に行ってみてはいかがでしょうか。

皆さんにとってもこの一年が自分らしく素晴らしい年になりますように。今日も読んでいただきありがとうございました。