このブログへご訪問くださりありがとうございます。手芸が趣味の三姉妹の母Imoanです。子供たちの春休みが始まりました🌸外はぽかぽか陽気ですっかり春ですが、我が家では三人がそれぞれ好きなことをしたり、一緒に遊んだり、ケンカしたり、すっかりリラックスムードです。
先日、次女(小1)が朝早く起きてきて、「みんなに朝ごはんを作ってあげる♪」とスクランブルエッグを作ってくれました。私が「わぁ~♪嬉しい!助かるな~♪美味しそう!」と絶賛していると、もう一人子供部屋から出てきました。長女(小5)でした。なぜか泣いていて表情は怒っています。不思議に思っていると、「これ!」と私に紙を渡してきました。
”ひどい”と殴り書きしてピンクの怒りマークがたくさん!!
そして「裏も見て!」と。
”たまご自分で作る。”フライパンと割った卵の絵だそうです。
なるほど~!!
お料理を自分でしたいのに妹に先を越されて悔しくて泣いていたのね。そいでもって自分も作りたいと。ふむふむ、伝わりました。
なんでこんな風に紙に書いて伝えてくるかというと、これにはわけがありました。
実は最近、長女が隣りのクラスのお友達とトラブルを抱えていました。ずっと仲の良い友達だと思っていたのに、時々、帰り道や学校で会った時などにキツイ言葉をかけられ、とても嫌な気持ちになるんだそうです。
偶然その場に他の同級生も居合わせている時は誰かが注意してくれたり、怒ってくれたり、時には担任の先生にも伝えてくれたりして、担任の先生も気にかけてくれていたようです。長女は他に楽しいことがあれば、まぁ良いかと引きずらない性格なので、後から私が確認すると大丈夫と答えますし、きっと先生にも同じように答えていたんだと思います。
嫌なことがあったことはしっかり覚えていますが、いつまでもクヨクヨしないのが長女なりのサバイバル術のようです。だからこの一年間、傍から見ていてとても楽しそうでしたし、学校も行きたくないなんて一度も言いませんでした。
しかし三学期最後の登校日、6年生の卒業式の日の帰り際にまた言われてしまい、長女は悔し涙を流しながら帰宅しました。この日は近くに誰もいなかったそうです。一人っきりの時に突然キツイ言葉を言われると、何も言えず涙が出てくるばかりで悔しくて悔しくてたまらなくなると言います。
「そんなこと言わないで!」って思っていることをはっきり言えば良いんだよ。と思いますが、簡単にそれが出来れば悩まないのですよね。。。大人だって誰かから文句を言われた時、はっきりと言い返すのは勇気がいります。怒りや悔しさが先に立って上手く言葉が出て来ないかもしれません。
その日の夕方、長女と新学期が始まってまた同じようなことがあったらどうする?と考えました。口で言うのが難しかったら「やめて!」「言わないで!」「私、怒ってる!」と書いたカードを用意しておいて、必要な時にそれを出してみる!?なんて冗談まじりに話すと、長女は真剣に「それ良いねぇ。でも破られるかも。。。」と言いました。「じゃぁ、破られてもすぐにまた出せるように何枚も用意しておく!?」と話すと、「それ良いねぇ~!!」とちょっと楽しそうに答えました。
朝のたまご騒動はその数日後のことでした。きっと妹と母の会話を聞きながら沸々と湧いてくる感情があったんでしょうね。さっそくカード(紙)で伝えてくれたわけです。短い言葉だけれど、何で長女が泣いているのか、何で怒っているのか、ちゃんと伝わってきて、お互いのためにとても良かったです。言葉以外の怒りマークやイラストも、思わず笑いを誘ってくれてナイスでした。
長女よ、新学期はこの手を使って自分の思っていることを相手にちゃんと伝えられると良いね。でも本当に困っている時、悩んでいる時は、大人を頼るんだよ。そして家でも一番口の重たい長女なので、これからはこの手を使って家族にもちゃんと思っていることを伝えて欲しいです。今日も読んでいただきありがとうございました。