酸素を外して学芸会…親は冷や汗

いつも応援いただきありがとうございます!手芸が趣味の三姉妹の母Imoanです。昨日は小学校の学芸会でした。といってもお客さんが教職員と児童と何かしらの理由のある保護者がほんの少~しだけの児童鑑賞日で、保護者が大勢観に来る本番は今日です!

私は長女(小6)の付き添いという理由で次女(小2)の学年も含めて全学年のプログラムを昨日のうちに鑑賞させてもらいました。今日は児童は演じる出番以外は授業なのです。私もいつもの通り、長女の出番以外はPTAの小部屋で待機をして、6年生が教室から体育館へ移動する際に付き添い、舞台へ出た後は酸素ボンベを預かることにしています。

酸素ボンベを預かる?むむ?と思った方いらっしゃるかもしれませんが、長女本人の希望で学芸会の劇中は酸素を外して演じることになっています。昨日もそのようにして演じました。演題は「銀杏組ストーリー」。

大きな銀杏の木のある広場が舞台となり、そこでよく遊ぶ子供達と阿修羅組という不良グループの対立が見どころの作品です。遊ぶ子供達が銀杏組となり阿修羅組と闘いますが、長女が演じるのは銀杏組になる前のただ遊ぶ子供達の中の一人です。役は前半後半に別れていて、長女は前半です。台詞は三回出てます。自宅でも次女(小2)に付き合ってもらって練習しました。

で、昨日、一日目の本番はどうだったかと言うと、台詞も台詞を言うタイミングも声の大きさもバッチリ出来ていて、そこは上出来でした!しかし…台詞のない所で大きな失敗を二つほどしてしまいました。

一つはみんなが馬跳びをする場面があり、それは長女はしなくて良いと言われていたのでしょうね。舞台の袖に引っ込みました。問題はその引っ込んだ先が悪かった。。。

阿修羅組が出番を待っている袖に引っ込んでしまい、黒いつっぱった衣装の阿修羅組の登場に紛れて、普段着姿の長女も現れ、慌てて元いた子供達の集団へ戻りました。

そして問題はその後です。しっかり最後の台詞を言って子供達が散り散りにバイバイして舞台を去っていき、銀杏組になる主要メンバーのシーンが終わると前半が終わるはずなのに、なぜか後半の子供達の中にまだ娘がいました。。。

えええ~!?気がついた子が舞台の袖に引っ込めと促して舞台の袖に引っ込んだは良いですが、いつも私が練習の終わり頃に見かけていた娘の定位置とは逆方向の袖に行っちゃいました。この子どうするかな?袖でじっと待ってられるかな?と心配しながら見ていると…演じている人達の前を横切って定位置に座りに行きました。。。

観客は児童と教職員だけだからドンマイ!と今なら言えるのですが、その時の私はもう恥ずかしくて恥ずかしくてたまらない気持ちになってしまいました。保護者の皆さんが来てる所でこれをやってしまったら…完全に痛いヤツって思われるかなぁ…パパや義母が見たら馬鹿と言って怒るだろうなぁ…などネガティブな気持ちでいっぱいになってしまいました。

この二点以外は歌も歌の立ち位置も問題なく、酸素もなくて本当はしんどかっただろうに階段を数段昇ったり降りたり右行ったり左行ったりとてもよく頑張ったと思います。何よりもみんなも素晴らしい出来だったので、先生方も大満足で、娘にも頑張ったねと声をかけてくれる先生方が何人もいました。教室でも誰も娘を責める人はいなかったそうです。

しかし私はかなり気になりました。学芸会の後、給食を食べていつもの通りみんなよりも早く自宅へ戻ってから、娘に「舞台でヤバイって思った瞬間なかった?」と尋ねると、「んんー、あったような気がするけど覚えてない。頭の中が真っ白だった。」と答えました。

長女の今のコンディションでは酸素を外すと血中の酸素濃度がじっとしている時は75%前後、動いている時は70%以下に下がります。きっと練習中も本番も台詞を間違えないようにするだけで必死だったかもしれません。

それと今回の学芸会が今までと大きく違う点もありました。学芸会は二年毎にあるので、前回は四年生の時でした。先生が一から全員を指導して、本番も長女が立ち位置を間違えそうな時は親切なお友達が誘導してくれたりして手を貸してくれていました。今年は六年生で最上級生なので、先生は「先生は指導しません。一人一人が考えて作り上げてください!」と宣言した通り、あなたはこうしてああしてなどの指導はされず、その代わりアドバイスは厳しくされる姿勢で挑まれていました。ちらっと聞こえる声からも実行委員という役を引き受けたお子さん達が主体となって練習が進められていったようでした。昨日の本番も先生は観客席に座って眺めていました。

きっと練習中も本人は台詞以外のことに関してはあまり気にしていなかったのでしょうね。立ち位置や動きも遊ぶ子供達として自由だったようですし、長女以外の遊ぶ子供の役のみんなは舞台を降りたら照明やら音響やらの係になって働いているので、誰も長女の動きにまで気にする余裕はなかったと思います。

そして練習の時もずっと酸素を外して参加していたので、頭もボーッとした状態で、もしかしたら注意してくれた人がいたかもしれませんが、本人の頭の中には残っていませんでした。

しかしまた同じことをしてしまってはやっぱり成功とは言い難いので、一緒に許可を得て撮影していた動画を見ながら確認しました。本人も恥ずかしいと気がつきましたが、今日のための失敗だったんだと励まし、①阿修羅組には近づかないこと。②台詞の近い○○君を目印にすること。③バイバイしたら体育館の端にいるお母さんの方向へ向いて降りること。この三点だけ頭に残しておくこと。

さてもうすぐ体育館へ移動します。私もPTAの小部屋を出て向かわなくては!では行ってきます!今日も読んでいただきありがとうございました!

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