毎日まだまだ暑いですね💦手芸が趣味の三姉妹の母Imoanです。台風15号の停電や断水でご不便をされている方が沢山いらっしゃいます。一日でも早い復旧をお祈りしています。
子供達は二学期が始まって二週間目です。小学生の次女(小3)と三女(小1)は宿題を終わらせるのもギリギリで、新学期が始まってからも「ずっと夏休みが良かった~。」とボヤきます。一昨日なんて台風が過ぎ去った直後の朝、まだ電車も止まって風も強かったので二人は休校の連絡を待っていましたが、残念!!『通常通りといたします。』というメールが届き、「なんでこんな日に学校あるんだよ~!!」と次女なんて大泣きする始末です。。。送り出すのに苦労しました。期待してがっかりする気持ちはとってもわかりますけどね。
そんな二人とは対照的なのが長女(中1)です。夏休みが始まる時には「もう夏休みか~。」と寂しそうにボヤき、夏休みが終わる頃には「やっと学校が始まる!!」と言い、台風の朝は『通常通り』という知らせに「良かった~。」と喜んで支度しました。それだけ学校生活が楽しいということなんだなぁと、ありがたく思います。6年生の時の学校生活が辛かっただけに、本人も幸せをひしひしと感じているような気がします。
そんな中学校生活ですが、肢体不自由の特別支援級の何がそんなにうちの長女にとって良いのか?まずは担任の先生をはじめ支援員、介添え員の先生方が素晴らしい、ということかなと思っています。
教室は1~3年生の8人の生徒と、担任の先生が男女2名、ほかに支援員さんと介添え員さんが毎日5名前後いらっしゃいます。担当学年が女性のF先生が1・2年生、男性のW先生が3年生とそれぞれ決まってはいますが、入学前に三回あった面談も夏休みの三者面談もいつも二人で対応してくださっています。
入学して間もなく、ありがたや~と思うエピソードがありました。最初の一週間ほど私が学校で待機をして教室の後ろや隣りで過ごしたのですが、二日目の授業中、学活の時間だったと思いますが、W先生がユーモアを交えて面白おかしく何かの説明をしている時に、突然娘が鼻を赤くして顔をプリントで隠しながら涙をポロポロこぼしたことがありました。
F先生がすぐに気がついて私にも声をかけてくださいましたが、私にも娘が何でそのタイミングで泣き出したのかさっぱりわかりませんでした。F先生とベテラン支援員さんが娘の隣りに行って優しく声をかけてくださるとますます涙がブワーっと溢れ出てきたので、二人が娘を隣りの部屋(体を動かしたり休憩したりする時に使うんだそうです。)へ連れて行ってくださいました。私は同じタイミングで三女(小1)が下校する時間が近づいていたため一時帰宅しましたが、午後また学校へ戻ると娘の明るい笑顔が戻っていました。
黙って泣いてしまうなんて、これが小学6年生の時だったならば「黙って泣いていたら何も伝わりません。ちゃんと自分のことを説明できるようにしてください。」ピシャンってな具合でしたし、きっと中学校の通常級でも同じことでしょう。それがここでは娘の話をじっくり聞いてくださったそうで、最後は小学6年生の時の愚痴まで出てきて、三人で大笑いしたそうです。時間をとって寄り添い理解しようと付き合ってくれる先生方に感謝です。
F先生は「Tさんがこれから支援級でやっていくんだと決意するために必要だった涙だととらえています。」と前向きな言葉をかけてくださり、またベテラン支援員の先生からは「小学校で大変だったことは全部リセットしましょう!」と言ってもらいました。娘は帰宅後に「良さそうな先生達だね。」と言いましたが、私も同感でした。
その後、一学期前半は体調も不安定で体育祭や宿泊学習など行事に参加できないこともありましたが、カテーテル治療を受けた後から少しずつ早退や欠席する日が減っていきました。どうも娘の話では生徒同士はお互いにシャイなようですが、その代わりに教室にいる大人が間に入って沢山コミュ二ケーションをとってくださっているようで、お陰で娘の会話力が上達しました。
小学6年生の時なんて教室にいても誰かと会話をすることなんてほとんどなかったのかもしれません。次第に外で家族以外の人と話す時に物凄く緊張してしどろもどろになっているようで気になっていましたが、今では授業中に発表するのも好きだと言って、率先して挙手をして、お楽しみ会では司会にもチャレンジしたそうです。
今ちょうど小学校や中学校に向けて就学相談を受けて普通級か特別支援級か悩んでいる方も多いかもしれませんね。きっとどちらにも良い面があると思います。支援級と言っても学校によって特徴は様々だとも聞きます。我が家の場合は娘が5年生になるまでなんとか嫌がらずに学校へ行っていたので、そこまでは普通級で良かったと思っていますが、残りあと一年という6年生になってからを思い返すと少し後悔する時があります。今とても恵まれた環境で楽しそうな様子を見ていると、もっと早く支援級へ転校させていれば娘に苦労させなくて済んだかも…と思うのです。しかし娘の話を聞いていると「小学校で〇〇したことがあります!」というのがちょっとした自慢のようなので、普通級で頑張ったことは決して無駄にはなっていません。どうかお子さん達が楽しいと思える学校に出会えますように。今日も読んでいただきありがとうございました。
“肢体不自由の特別支援級で良かったこと①担任の先生とその他の先生” への1件の返信