このブログへご訪問くださりありがとうございます。手芸が趣味の三姉妹の母Imoanです。前回からまた時間が経ってしまいましたが、今日も長女が肢体不自由の特別支援級で良かった~と思っていること第二弾を綴りたいと思います。
肢体不自由の特別支援級のある中学校へ入学して半年近くが経ちました。夏休み明けは体調も良く、今学期はまだ一度も欠席していません。疲れた~と帰ってくることはあっても、朝になればはりきって学校へ行く支度をし、お迎えのバスが来るとスタッフさんに挨拶をして乗り込みます。そして私も安心して送り出すことができるのは、何といっても学校で担任の先生をはじめ支援員さんや介添え員さん達が手厚い支援をしてくださっているお陰です。
先日は特別支援級だけの校外学習で豊洲市場と日本科学未来館へ連れて行ってもらいました。長女は酸素吸入をしており、クラスで医療的ケアが必要な生徒は長女一人です。中学校にとっては初めての医療的ケア生徒なもので、担任の先生は事前に教育委員会に相談したり、もちろん私にも確認をしてくださったり、長女の心臓の主治医に直接問い合わせをしてくださったりして準備を進めてくださいました。
小学校時代は6年生になるまで酸素は必要ありませんでしたが、それでも周囲の児童と歩くスピードや疲労感が違うことから、遠足など校外学習では私の付き添いが必須でした。そういうことが当たり前だったので、私としては今回ももし必要であれば同行しま~す・・・なんて思っていましたが、先生からは全く付き添いを求められませんでした。
医療的ケアということで看護師さんの同行を教育委員会へ依頼することも考えてくださったようなのですが、実際普段の学校生活で看護師さんが必要な場面はありませんし、私も本人が慣れ親しんだ先生方に見守られているだけで充分だと思ったので、看護師さんの同行もなしで参加させてもらいました。
ただし、途中歩く距離が長い箇所があるそうで、そこは学校の車椅子を利用させてもらうことになりました。また当日の本人の様子によっては、他の生徒さん達と別行動になる場面もあるかもしれないですが、先生方が臨機応変に対応してくださるということでした。
一週間前から学活では校外学習に向けての授業が行われていたり、長女も持って帰ってきたしおりを開いて楽しみにしているようでした。また前日には予行演習として校内のエレベーターを使って1階にある教室から2階の保健室まで一人で移動するというミッションがあったんだそうです。普段はエレベーターを使う時は必ず誰か大人がついてくれているらしいので、みんな緊張したそうです。長女も無事にミッションを終えて当日を迎えました。
今何してるかな~?小学校の宿泊学習の時みたいにまた先生から電話があったりしないかなぁ?大丈夫かな~?なんて私はこの日一日そわそわしながら帰りを待ちました。
夕方いつもの送迎バスが戻ってきて出迎えると、おでこに冷えピタを貼った長女がテンション低く降りてきました。なんでもお弁当の後に4Ⅾシアターで映画を観たら気持ち悪くなってしまったんでそうです。。。それで玄関では「疲れた~」と言ってひっくり返ってしまいましたが、無事に帰ってきて良かった良かった!!
その後リビングでもソファにぐで~っと横になり、何を聞いても「疲れた~疲れた~」と言っていましたが、私が一番楽しみにしていたお土産を出してくれました。科学館の売店でお買い物をする時間が行程に含まれていたのです。2000円までのお小遣いを持っていけます。
2000円といえば、小学5年生の時の宿泊学習で持たせたお小遣いと同じ金額です。あの時は二日目の夜に迎えに行くことになり、お土産を買う体験をしそびれたのでした。また6年生の修学旅行も行かせてあげられなかったので、おこづかいを持って行ってお土産を買うというのは初めての体験になります。娘が何を買ってくるかなぁ~?というのが実は私の一番の関心事でした。
↓そして、ジャジャーン!
左から自分用に”紫外線でビーズの色が変わるブレスレット”。妹達と一緒に遊べるように”ぬれない砂”。そして次女に科学未来館オリジナルボールペン。予算2000円のところ1250円ほどの堅実なお買い物でした。
次女は「初めてTちゃんに買ってもらったお土産だ~!!なんかすっごい嬉しい!!感動した~!!ありがとう~!!!」とひどく感激しておりました。三女が「私にはないのか。」と怒るかなと思いましたが、みんなで遊べるぬれない砂で充分満足しておりました。
いや~、本当に良かった良かった!!
今まで、周囲の健康な人々についていけないイベントは諦めるか家族の元で体験させれば良いやくらいに思っていましたが、支援を受けながらでも家族から離れて体験を重ねていくってことが娘にはとても良いことだなぁと感じました。そういう環境で成長させてもらっているんだと思うと本当にありがたいです。
少し話は逸れますが、もし仮に今の状態の娘が通常級にいたとしたら、校外学習は参加させないか私の付き添いが必要だったと思います。またそうでなかった場合でも、先生や周囲の生徒さんに迷惑ではないかと気兼ねしていたと思います。特別支援級ではそういったことから解放され、正直親子で楽をさせてもらっていますが、長女の心臓病仲間には障害があっても通常級で頑張っている方も沢山います。お話を聞くと、やはり保護者の付き添いが必要だったり、周囲に気兼ねして疲れるということもあるようです。
でもね、考えてみれば障害があるのは誰のせいでもないですし、うちには健康な次女と三女もいるので声を大にして言いたいのですが、障害児と健常児が共に過ごして、たとえお互いに難しいと感じる場面があったとしても、どうすれば解決していけるかな・・・と考え
実際に昔、長女が小学3年生だった時、副担任の先生は「Tちゃんがクラスにいることでみんなが考
普通級か特別支援級か、そろそろ来年度に向けて本格的に決めていく時期かと思いますが、どちらを選んでも、きっとどちらにも良いところがあると思います。お子さん自身がここが良いと思える学校が見つかりますように。今日も読んでいただきありがとうございました。