いつも応援をありがとうございます。手芸が趣味の三姉妹の母Imoanです。子ども達はあっという間に明日から夏休みです。長女(中1)は「え?もう夏休みになっちゃうの?つまんな~い。」と言って一学期が終わるのが名残惜しいようですが、次女(小3)と三女(小1)は「明日から夏休み!!やった~!!」と嬉しそうです。今朝も3人3様に学校へ向かいました。元気に学校へ向かってくれると私もホッとするのですが、実はここ数週間ほどちょっと次女に元気がない時期がありました。今日は次女のことを綴ります。
梅雨が始まった頃、次女が夕飯を食べながら時々「ゲポッ」「ゲポッ」とゲップをするようになりました。赤ちゃんの時から割と胃が弱く、風邪をひく度に胃腸炎で嘔吐するような子だったので、もしや風邪ひいたかな?嘔吐しないと良いなぁ・・・と思いながら様子を見ていました。幸い嘔吐はなく、熱を出すこともなく、ゲップ以外はいつもと変わりない様子で過ごしていたのですが、なぜだかゲップが治まる気配はなく、それどころか日に日にゲップの回数が増えていきました。
それでもゲップ以外は普段と変わらず私もあまり気に留めていなかったのですが、そのうち学校から帰宅すると心置きなくゲップができる~!!と言わんばかりに「ゲポッ」「ゲポッ」としつこくゲップをするようになり、・・・気がついたら1分間に何回ゲップしてるの!?というくらいゲップが止まらなくなりました。学校では口を閉じてゲップしてるから誰にも気づかれていないと主張しますが、ちょっと普通じゃないでしょう~!!!
ということで、近くのいつもお世話になっている診療所へ連れて行きました。本人が「車に酔っているみたいに気持ちが悪いです。」と言うので、吐き気止めを処方されました。帰宅後すぐに吐き気止めを飲ませましたが、相変わらずゲップが治まる気配はなく、朝起きると3秒に1回のペースでまたゲップをしているのです。熱もないし風邪をひいている風でもないけど、ゲップのし過ぎで若干ぐったりもしているし、『普通じゃない』と思ったので学校を休ませ、今度は小児クリニックへ連れて行きました。そして小児クリニックから大きな病院で診てもらうことを勧められ、長女がお世話になっている大学病院へ紹介状を書いてもらいました。
せっかく学校を休んだので、善は急げでその日のうちに診てもらえるように小児クリニックの先生が頼み込んでくれました。大急ぎで病院へ向かい、受付をすませ、しばらく待って呼ばれた診察室には長女の喘息の先生がいらっしゃいました~!先生の顔を見たらもう安心です。
胸やお腹を聴診器で確認したり、喉やリンパ節も確認してくださいましたが、やはり風邪や胃腸炎などではなさそうで、「最近、学校で何か心配事でもあるのかな?大事な行事の前とか、意地悪な子がいるとか、気になることある?」と娘に聞いてくれました。実は私も主人も娘に同じ質問を繰り返してきていましたが、答えは大体「うーん・・・特にありません。」です。
そこで、レントゲン検査を受けることになりました。そして先生は「検査の場所のこととかお母さんに説明するから廊下で待っててくれるかな?」と言って次女を廊下に出し、私にこっそり娘のことを聞いてくれました。
病気の長女の体調不良や入院などで私が留守にすることがあると、その度に我慢しながら家で留守番をしたり、妹の相手をしてくれたり、小学校では妹の世話を焼いてくれていたりして、頑張り過ぎているようなところがあることを伝えました。また小学校では同じ班にわがままな女の子がいて振り回されているようだということや、良い子でいようと無理しているところがあるかもしれないことなど、思い当たることが色々あることを話しました。
先生は「なるほど~。ちょっとゲップが止まらないって言っても出過ぎだし、見ているとどうもゲップもコントロールできているようだから、何か強いストレスがかかっているかもしれませんね。あんまり長く話してると彼女はきっと自分のこと話してるな。と不審に思うだろうから、まぁちょっとレントゲン検査に行ってきてください。お腹に空気が溜まってゲップが出る病気もありますからね。」とおっしゃってくれました。
そして検査の結果、お腹に空気がたまっていました。呑気症(どんきしょう)という病気だそうです。原因は次女は大体いつも鼻炎なのか鼻が少し詰まったような症状があり、そのために口から息をして同時に空気を飲み込んでいるのだろうということが考えられます。その空気がお腹の中に溜まっておならやゲップで外に出るのだそうですが、ちょっと便が溜まっているのもわかり、ゲップで出しまくっていたようです。しかし人はストレスがあったり緊張している時に空気を飲み込む傾向があるそうで、原因は鼻炎だけではなくて精神的な側面も考えていきましょう。と言っていただきました。
鼻炎の薬を処方してもらい、先生から「じゃぁ数日学校を休んで、家でゆっくり休息をとるように。お姉ちゃんも中学校行ってるでしょ?妹も小学校だったら家でお母さんと二人誰にも邪魔されないでお話できるチャンスだから、甘えられると良いね。次はどうしましょうか・・・。私、一般外来持ってないから他の先生になっちゃうけど・・・、うーんでもまぁこれも運命だね!アレルギーじゃないけど特別にアレルギー外来に予約入れとくから、ゲップが治ったかどうか診せに来てね。休んでる間に何したか話してね。」と娘に言ってくださいました。
やっぱり良い先生だぁ~!次女も「Tちゃんの先生って良い先生じゃん!!」と喜んでいました。そして間もなくゲップも治まり、3日間休んで何となくストレスの原因が聞き出せたと思ったのですが、まだすっきりしない様子でその後2日学校へ行った後に連休が2日ありましたが、今度は高熱を出してダウンしてしまいました。それでも連休明けに本人頑張って学校へ行きましたが結局早退しました。
娘の最近の様子や今までのことを振り返りながら、「もしかして、〇〇がストレス?気になってる?」とふと何か思いつく度に次女に確認してみると、ポロポロ涙を溢して「そうかもしれない~。」なんてことが、一つではなくいくつか出てきました。どれも些細なことで本人もはっきりわからないような小さなストレスがいくつも重なっていたようです。
例えばお誕生日プレゼントに新発売された最新のたまごっちが欲しいのに、「そんなおもちゃ、もう3年生なんだから卒業しなさい。」とパパにもおばあちゃんにも却下されるので、他に何か買ってもらおうと考えるけれど、たまごっちじゃないものは何を見ても欲しいと思えない・・・というのがストレスの一つでした。それを知ったおばあちゃんは、「なぁんだそんなことでストレス解消できるんならおばあちゃんが買ってあげる!!そんなことだったのかい!」となったのです。
学校でもずっと心に引っ掛かっている小さな悔しい出来事があったようですが、小出しに小出しに打明けてくれました。少々時間がかかりましたが、これで全部聞けたかなぁと思います。次女からようやくすっきりした笑顔が戻りました。
アレルギー外来に行って先生にもお話したら「それは良かった良かった!笑顔を見て安心したよ。最初来た時どうしようかなぁと思ったからね。でもいい?しめたと思って次から何か欲しい時はゲップしようなんてそれはダメよ。」と笑いながら話してくれました。次女も「あははは、それはないです。」と笑いました。
帰り道に「私、入院してみたかったなぁ~。」なんて不謹慎なことを言っていましたが、”たまには私のことも心配して欲しい”ということだったのかもしれません。呑気症になって家族からも同級生ママ達からも心配された次女でした。
さぁ、もうすぐ三女と一緒に二人帰ってくる頃でしょうか。先ほど「もう夏休み?」と言っていた長女が一番に帰ってきました。皆さまもムシムシしたこの季節、上手にストレス解消しながら体調に気をつけてお過ごしください。今日も読んでいただきありがとうございました。