重ね着で冷え症対策

手芸が趣味の三姉妹の母Imoanです。立冬を過ぎて少しずつ寒くなってきましたね。子供は風の子とはよく言ったもので、うちの次女(小1)と三女(年中)は寒い日でも動き回るとポカポカ汗をかき、すぐに上着を脱いで薄着になりたがります。小児科の先生のお話では子供は体温が高くて基礎代謝も良く、大人よりも薄着がちょうど良いのだそうです。

一方、長女(小5)は次女や三女と同じように薄着というわけにはいきません。先天性の心疾患(両大血管右室起始症 DORV)と肺疾患(先天性嚢胞状腺腫様肺奇形 CCAM)があり、血中の酸素飽和度は健康な人の8割程度しかありません。体循環が悪く、冬は手足からすぐに冷えていきます。平熱も妹達より0.5度くらい低く、ゆっくりしか体も動かせないためか体の体温調節機能もあまり働きません。そのため冬は重ね着をして体温調節をしています。

基本スタイルは4枚重ね着です。下から順番に①裏起毛の長袖肌着②綿のタートルネックカットソー③フリースのハイネックカットソー④厚手のスウェットかボアフリースかセーターか、カーディガンなど本人の好みと寒さのレベルによって変えていきます。外出時はダウンコートを着て手袋をします。もう少し寒くなってきたらマフラーも登場します。

これだけ重ね着していると小学校では体育の授業の着替えが大変になりそうですが、一年生の時の担任の先生のアイデアで長女だけは一番上に着ているものだけを長袖の体操服に替えて、短パンの下のレギンスも履いたままで体育を受けさせてくれました。それが時短&体温調節にとてもちょうど良かったので今もそのスタイルを続けさせてもらっています。

幼稚園の時にもみんなとは違うスタイルのものがありました。一年中袖なしのスモックを着て活動する幼稚園でしたが、うちの子は春夏と同じスモックでは明らかに寒かったので、コーデュロイ生地の裏にボアやフリース生地を合わせて作った特製スモックをベストのように着せていました。運動量が健康なお子さん達と違うので服装にも工夫が必要な場合がありますね。

話は戻ってまた現在、足元は裏起毛のハイソックスに裏起毛のレギンスに厚手のスカートかキュロットか長ズボンです。指定の上履きもメッシュで寒いのでしもやけ対策に起毛素材の中敷きを敷いています。幼稚園児だった頃は裏起毛のハイソックスなんてなくて、通園用に内側がボアになったスニーカーを履かせたり、幼稚園では禁止されていたブーツも先生が許可してくれていました。靴下を二重に履かせていた年もありましたが、ここ数年は暖冬ということもあって裏起毛ハイソックス一枚に秋冬もののスニーカーでしもやけは出来ていません。

冬になる度に長女が暖かく着られる衣類を探し求めてきましたが、世の中も年々新商品やトレンドが出てきて暖かい衣類は進化しています。ここ数年は裏起毛が流行っていますね!生地が厚くて保温性も高くとてもおススメです。

素材でいえば合成繊維のものが増えていますが、長女のように体そのものがあまり発熱しない方には合成繊維よりも天然繊維が断然暖かくておススメです。子供が脱いだ直後の衣類の内側を触ると違いわかります。上着であれば中綿がポリエステルのものよりもダウンのもの、セーターであればアクリルよりもウール、カットソーやブラウスであればポリエステルよりも綿の方が脱いだ後のぬくぬく~っとした暖かさが残っています。合成繊維でも分厚いフリースやボアのような起毛素材は軽くて暖かいので、これまたおススメです。

我が家は長女だけでなく私も冷え症です。体質から改善できると良いのですが、なかなか良い方法が見つかりません。この冬も重ね着で乗りきろうと思います!今日も読んでいただきありがとうございました。