手芸が趣味の三姉妹の母Imoanです。長女(小5)は心臓病と肺疾患、発達の遅れがありますが、就学相談を経て地域の公立小学校の普通級へ通っています。これまで普通級でやってこられたのは、各学年でお世話になった担任の先生方のお陰です。今日はその先生方との関わり方について振り返ってみます。
長女の通う小学校では担任の先生と保護者間で年に2回の個人面談があります。面談時間は10~15分程で、長女のように障害があったり発達にも遅れがあると先生にとっても私にとってもたったそれだけでは足りません。そのため入学した時からどの担任の先生にも「何かあればいつでも学校へ伺います。必要な時は付き添いでも何でもします。」と伝えてきました。
色々なケースがあると思いますが、我が家は基本的に受け身の姿勢です。こちらからこうして欲しいとか、こうさせて欲しいという要望はあまりお願いしないようにしています。ただし病気に関することやそれに対して家庭ではこう対処しているということは、毎年学年が上がる度に、提出する書類に記入して伝えています。
学校の先生もマメに連絡をくださる先生や成り行きに任せてほとんど連絡のない先生、子供を通して伝えてくれる先生、面談の時にまとめて話をされる先生と色々です。
私が一番良かったと思っているのは一年生の時の先生です。遠足の付添いや水泳の授業に関してなど、その都度、担任の先生や副校長先生が連絡をくださり、先生の空き時間に学校で打ち合わせをしてくださいました。その度に学校の様子を聞くこともできてとても安心できました。初めての小学校生活で気がかりなことも沢山ありましたが、先生のそうした対応でこちらからも相談しやすかったです。
ただ担任の先生とのやり取りは、担任の先生が替わるとほとんど振り出しに戻ります。公立小学校では担任の先生間で引継ぎをされることはあまりないようです。また入学前には校長先生に親子で面談をしてもらい、長女にも私にも会うと声をかけて励ましてくださっていましたが、その面談をしてもらった内容も担任の先生に伝わっているわけではありませんでした。学校生活の細かいことについては全て担任の先生に任しているのだということがよくわかりました。
2年生から3年生の2年間お世話になった先生は、前のブログでも書きました通り厳しい先生でした。うちの子にだけ厳しかったわけではないのです。クラスの児童全員に「出来なくても頑張ってやりなさい!」という厳しさが授業参観や行事、保護者会、面談などを通して感じられました。
一年生の時に担任の先生の計らいで始めてもらっていた週に一度の算数の個人指導は2年生でなくなりました。「頑張りなさい」という意味だったのか制度が変わったのかは不明です。また一年生の時から算数の繰り上がりの計算がどうしても出来なくて、繰り上がりのある計算を余白に丸を書いて数えるという力業で解かせていたのですが、授業中にその方法でやろうとしたらダメだと禁止されたそうです。いつまでもその方法では確かに非効率的なので、先生は窮地に追い込ませて出来るようにさせたかったのかもしれません。ただその時にそれしか方法がない娘にとっては、力業なら解ける問題も解けなくなりました。宿題をさせながら娘から話を聞いて厳しいぃ~と思いました。解けたら良いじゃないのと私は思うのですが、学校ではダメなのですね。
ちなみに3年生になった時には算数が習熟度別の少人数クラスで受けられるようになり、そのクラスを指導されていた教務主任の先生は余白に丸を書いて数える方法で解いて良いと言ってくれたそうです。また学校外で通わせていた発達障害や学習障害のお子さん向けの塾で少しずつ勉強のコツを掴んできていたこともああって、少人数での授業が解りやすかったようです。単元によっては宿題にそれほど時間がかからなくなったものもありました。繰り上がりの足し算についても、ある裏技を使って克服しました。その裏技についてはまたそのうちブログでも紹介しようと思います。
さて話は戻りますが、2~3年時の担任の先生は長女の体調についても少々厳しかったです。普段は病院などで大人に馴れているので学校の先生方に対しても人懐こい長女なのですが、この担任の先生には体調が悪くなっても言えなかったようでした。家庭でも1年生の時にとても体調が良く欠席も少なかったため油断していました。平熱が低く、熱を出すことが滅多にないので、1年生の時から朝少し元気がない時でもはっきりとした症状がなければ「具合が悪くなったら保健室へ行かせてもらってね。我慢しないで先生に言ってね。」と送り出していました。
それが2年生の2学期の終業式の日、少し元気がなかったにも関わらず、熱もなく午前中で終わるからと、いつも通りの声かけをして送り出しました。すると学校で具合が悪くなり高熱が出て早退し、最終的に肺炎にまで悪化して入院をしてしまったことがあります。担任の先生からは「最初にしんどいと言われた時、まだ頑張れるんじゃない?と言ってしまって、その後、しばらくしてから教室で急に泣き出したのでクラスのみんなとびっくりしたら高熱が出ていました。最初からすぐに保健室へ行かせてあげれば良かったと反省しました。すみませんでした。」と連絡がありました。私も朝送り出した時のことを話して、先生と同じく反省しました。
その後は長女自身も体調が悪い時に我慢してもろくなことはないと思い知ったようで、体調の変化にも敏感になり、割とすぐに体調不良を訴えるようになりました。私もそれ以来、無理をさせないように学校へ行く前の段階で気を付けるようにしています。その結果、休むほどのことでもなかったかな?という時もありますが、サボったわけではないので良しとしています。
2~3年時の担任の先生とのエピソードはまだまだ続きがありますが、また長くなりそうなので次回に書きたいと思います。
学校の先生とのやり取りで、時には耳の痛いことを言われて正直ムッとすることもあるかもしれません。しかし学校の中でわが子がそれだけお世話になっているということなので、感謝の気持ちを持って接していれば良い方向に向いていくように思います。またどうしても苦手な先生を相手にしている時は、父親や頼りにしている人がいればその人に同席してもらうなどの手もあると思います。例えば主治医や習い事の先生、他に理解のある先生がいる場合はそういった先生に同席してもらうのはいかがでしょう。私は一度、主人に同席してもらったことがあります。不愛想な人を連れて行くと先生からあまり強いことを言われないで済みました。
大事なのはお子さんが学校で楽しそうなのか辛そうなのか、そこが一番です。今日も読んでいただきありがとうございました。